絵画教室 模写 風景画2-4

珍しく1週間ぶりの絵画教室。これが終わると、約1か月の夏休みになる。今月から先生のご自宅でのお教室になったが、先生のご都合により夏休みが欲しいとのことで、8月中旬まで教室が無い。あんまり間が空くと、感覚ややる場所を忘れてしまうので、最低でも2週間に1度のペースにしたかったが、先生が都合が悪いというのでは仕方がない。
今日は15分前に家を出たのに、着いたのは9:56くらいで、思ったよりも早く着いてしまった。今回は、先生宅の部屋番号も場所も分かったので、直接インターホンを押して中に入れてもらった。

教室では、笠井一男さんという画家さんの話になった。先生の芸大時代の先輩らしい。元々は彫金?をされていたが、卒後、水彩画に転向されたそうだ。先生が講習会か販促会かなんかに行ってこられたみたいで、サイン入りの『ウォッシュから始める水彩風景』という本を見せてくれた。
この笠井さんという方がされているウォッシュというのは、水彩画の技法のことで、水彩用紙に水を塗って、その上に素早く色を置いて描いていくそうだ。私も前回、空を描くときにその技法をやってみようと試みたのだが、全然想像通りにならなくて、敢え無く挫折し、普通の描き方に戻した。それくらい難しい技法だ。
それをこの笠井さんは、自由自在に操り、遠景のぼやぼやした感じから、近景のクッキリした感じまで、実に見事に描き分けている。なんかもうページを繰る手がいちいち止まっちゃって、「はあ~」「すごいな~」と独り言を言いながら、見入ってしまった。こういうのが描けたら、さぞかし気持ちがいいだろうなぁ、と思った。
しばらくその本を見ていたが、ハッと我に返り、「このまま見てたら絵が終わらない!」と言って、絵に戻ることにした。

しかし、先生が思い出したように話しかけてきた。「そういえばerikoさん、写真をFacebookに上げてるんだっけ?」と。「いや、ブログです」と答えたら、「その模写の画像なんだけど、著作権を考えたほうがいいかも」と言われた。一瞬で悟る私。あぁそうか、これは別に教本として販売されている絵じゃないんだ……。
先生曰く、絵を描いている途中の画像は、UPしても構わないと思うけど、完成形のものについては、いくら似ていなくても著作権が絡んでくるだろうから、止めておいたほうがいい、とのことだった。私も同感。普段は結構著作権とか気にしているつもりだったけど、盲点だったなぁ。
というわけなので、これから模写に関しては、途中経過の画像はUPするけど、完成作品についてはUPできなくなった。ま、仕方ないね。

さて今回は、空の続きを少しやって、下半分の木の茂みや中景にある緑の帯とでも言おうか、畑のような景色をやった。ちょっと撮影に失敗したみたいで、ピンボケだね……。次回、始める前に撮り直そうかな。

模写水彩風景画2-5

空はやはり色が難しい。本当は左1/3くらいはグレーがかっているんだけど、うまく色が出せていない。パレットに色が無いというのもある。なんというか、先生、あんまり絵の具をだしてくれないのですよ。ケチられてるのかなぁ? 「そこにある色でやって」というスタンス。無いから頼んでいるのに。
中景の色も難しかった。これは5回くらいトライしたと思う。右と左が繋がっているので、同じ色にしなきゃいけないのに、同じ色が作れない! 何度も何度も色を乗せては消し、乗せては消しして、なんとか繋がった感じ。
近景の茂みや道らしき部分は、上手くいったと思う。茶色い帯を混ぜたり、草がピョンピョン跳ねてる感じを描いたり。私の好きな感じ。先生にも、そこらへんがよく出来ていると言われた。
次は遂に、コスモスを支える茎などの茂みの部分だね。いや~緊張するなぁ。