作業所で勤務 納期に追われる内職

作業所で勤務をしてきた。昨晩は22時半には眠剤を飲んで寝ようとしたが、案の定なかなか寝付けず、23時半くらいは記憶に残っている。そしてふと目が覚めると深夜3時過ぎだった……。まただよ、先週もそうだった。なんだろかな~。やはり緊張するんだろうな。とりあえずすぐに二度寝して、再び目を覚ますと5時前。うーん。そこからは、もううつらうつらとしか寝られなくて、7時の目覚まし時計のアラームが鳴った時は「ようやく鳴ったか」と思った。
起きた瞬間、「あぁ、作業所、行きたくない」と思った。まぁいつものサボリ癖だ。でも、今日はそうは思えなかった。このまま惰性で準備しても、作業所へ行けるようになるとは思えなかった。しかし、頑張ってなんとか惰性で準備をした。ゆっくりゆっくりだったので、いつもより15分以上、身支度に時間がかかった。でも、出かける予定時間の30分前には準備ができていたので、そこで少し横になって英気を養い、出られそうなら出る、無理そうならもう1時間休んで遅刻する電話を入れる、ということで、自分の中で折り合いをつけた。
結局、30分休んだだけで「よし、行くかな」という気分になったので、行くことにした。ただ、出がけに排便が2回あり、便意もまだ残っていたので、それだけが気がかりだった。最悪の場合、作業所や駅のトイレを借りればいいや、とは思うんだけど、その途中で便意を我慢できなくなったらどうしよう、というのがあり、これには本当に悩まされた。

駅前のバス停で、作業所行きのバスを待っていたら、朝は曇りだったのに、サーッと太陽が出てきて、日差しがめちゃめちゃキツくなってきた。なんだよ、昨日の天気予報で「明日は曇りです」って言うから、昨日みたいなのを想像して、だったら日傘も要らないか、と思って、持ってこなかった。失敗したー。もうこの時期は、あまり天気予報をアテにしないほうがいいのかもな。しかも、ちょっとだけだからと思って、UVカット手袋もはめてこなかった。あ~手の甲が焼けちゃう。ホントぬかった。

作業所へ着くと、結構ギリギリの時間だった。バスが少し遅れたのだ。もう1本早いバスにしたほうがいいのかなぁと思いつつ、そのバスだと作業所には30分も前に着くことになり、だったらその30分の分の時給をくれよ、と思ってしまうタイプなので、難しいのだ。
朝礼をする部屋へ行くと、日直を担当している先輩女性から「erikoさん日直できる?」と聞かれたので、今月はまだ1回もやってないから、「はい、できますよ」と答えたのに、「違う、そうじゃない」と言われ、全然関係ない仕事の話をされた。うーん、やっぱり精神障害を持っている人って、一見普通そうに見えても、ちょっとしたことで普通じゃないことがバレるんだよなぁ。幻聴や妄想に振り回されていたり。彼女もそうだと思うんだけど。
結局、今日はまたトイレ掃除を職員から命じられた。トイレは南向きでとても日当たりが良く、はっきり言って夏は地獄のように暑い。その中で体を動かすので、汗が噴き出してくる。掃除が終わった後は、持参した水筒の水を4口ほど飲んだ。冬はさほど飲みたいと思わなかった水だが、リーマスを飲むようになったことと、夏の暑い期間だけは、持参したほうが良さそうだと思った。

仕事は、外部委託された内職だった。なんと納期が本日11時半で、持ち込み運搬に15分かかるから、11:15までには終わらせて、と職員に言われた。品物の量を見ないとなんとも言えないが、あまりにも急な話で、大丈夫なのかと思った。
実際にやってみると、その品物の量の多さに絶句。とてもじゃないが、納期に間に合いそうに無い。と思って、つい「職員さん、納期に間に合いそうにありません」と言ったら、その仕事の説明をした職員も分かっていたようで、「仕方ないです。先方にも『絶対に間に合いません』と言ってあります」と言っていた。なんだよ、朝礼の時に言ったセリフを鵜呑みにしていたから、私は超集中モードで仕事してたよ。11:15で一気に集中力が切れたわ。疲れたー。そのあとの、昼休憩12:15までの1時間が長いこと。それでもなんとかやりきった。
ようやく昼休憩になり、お弁当を食べようとしたら、苦手な支援センターの職員が「一緒に食べてもいい?」と聞いてきた。あぁ、ただでさえ疲れていて、誰とも喋りたくないのに、よりによってお前が隣に座るのか、みたいな。でも、そこで「嫌です」と断れない、小心者の私。
だから、お弁当を食べている時はあまり喋っていないけど、食べ終わって5分ほどのくつろぎタイムの時に、思いっきり義妹の愚痴をぶちまけた。馬が合わなくて、あまり顔を合わせたくないとか、子供の教育方針(主に躾)に不満があるとか。特に後者は、もし実際に言ったら、確実にウザイ小姑扱いされて、私のほうが悪いようにしか受け取られないので、物凄くストレスが溜まる、というような話をした。この話は今までネットには書いたことあるけど、リアルの人に話したことが無かったので、少しストレス発散できて結果的には良かったと思う。
それが終わるとすぐに仕事に戻った。午後の仕事だ。本来なら、今日は早朝覚醒もしていて、体もだるかったし、仕事もキツくて午前中にかなり集中力を使ってしまったから、午後は無しで帰ろうと思ってた。でも、作業所の職員が、「11:15納期の仕事を納品したら、今度は15時納期の仕事を取ってくるから、皆さん頑張ってください」と言うので、ちょっとは作業所に貢献しないと、と思って、30分だけ追加勤務をすることにした。
この30分は本当にあっという間で、あと15分追加もできそうだったけど、ここで無理して体調を崩したくない、と思ったので、30分で上がらせてもらうことにした。

仕事中、以前出店イベントで一緒になった先輩男性が、「また同じイベントに行く予定だから、その時は道案内よろしくね」と言われた。その男性は、途中で迷子になって遅刻してきたのだ。でも、私はこの男性が個人的にあまり好きではないので、冷たく「嫌です」と断った。
なんというか、どうもこの男性、私のことをロックオンしているようなのだ。以前は、同じ作業所で働く女性Aさんのことが好き、と公言していたんだけど、どうもフラれたようで、いつの間にか誰もそういうことを言わなくなり、気がついたら、その先輩男性は私に声をかけてきたり、ちょっかいを出してきたりすることが増えた。あーなんか好かれてるんだろうな、と分かる感じ。
でもねぇ。悪いけどタイプじゃないのよ。その男性、知的障害もあるようで、小学校で習うような漢字もまともに書けないし、仕事もミスばかりでいつも職員の手を焼かせている。出店イベントだって、お釣りの計算を間違いまくって、職員に「電卓使っていいから」って何度も言われてた。いわゆる仕事が出来ない男。ルックスだって、ただのくたびれた50代オッサン。嫌でしょそんなの。
だから、「自分で勉強して、道を覚えてきてください。駅からまっすぐなんだから分かるでしょ」と、「嫌です」だけでは性格が悪い人みたいだから、一応フォローする感じで、言っておいた。はぁ。私も遂にこんな底辺から好かれるほど落ちぶれたのかと、愕然としたよ。冗談じゃないって感じ。