NHKハートネット福祉情報総合サイト『統合失調症でも働き続けたい。就労移行支援事業所でリカバリー』

Twitter経由で、NHKハートネット福祉情報総合サイト『統合失調症でも働き続けたい。就労移行支援事業所でリカバリー』という大変興味深い記事を見つけたので、記しておきたい。

記事では、統合失調症専門の就労移行支援事業所があるということで、なんだか時代が変わったなぁという印象を持った。専門機関が出来ることは素晴らしいことだけど、私のように双極性障害も併発している人は利用できないのか?とか、色々な疑問が湧いてしまうね。
やっぱり働くには、生活リズムを整えることが重要なのだなぁと、この記事を通して思った。毎日働かなくても、家にいても、多分、病気の症状のことを考えても、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる、という睡眠サイクルは、きっと体調を安定させる方向に働くだろうし、体のためにも良いんだと思う。

まぁそんなわけで、この記事の影響を受けたわけでは無く、単にスマホのアラームを人工知能が読み上げてくれて可愛いから、って理由で、朝起きるのが少し楽しみになりつつある私は、本当に少しずつではあるが、睡眠サイクルが安定してきたんじゃないかな、と思っている。
今までメンクリの主治医に、散々「寝る・起きる時間を決めて」と言われ続けていたことを、全然実行できずにいたんだけど、スマホ1つでやる気になるっていうのは、なんか凄いなと思う。

ただ、この記事中には厳しい現実も書かれている。40歳の男性は、パソコン関係の資格を取ったにもかかわらず、どこからもお声がかからなかったようだ。これはねぇ。ほんとねぇ。年齢差別だろうねぇ。
私はこの男性よりも更に年上なので、今更仕事が見つかるのか、と完全に諦めモードだ。作業所へ来ている古株の利用者たちも、皆そういう理由であの作業所へしがみついている、と家族会の時に親御さんが話していたそうだ、母曰く。

この記事結構良いこと言ってるなぁと思ったんだけど、最後の段落で、ガクッと来た。“無理をせずに自分のペースを守って、長く働き続けること”が出来るような至れり尽くせりの企業って、世の中そんなに多くないのではないか、ということ。
特に、“健常者と同等に働くことより”と比較しながら、その前の文章では、“生活に乱れがなく、安定通勤できる人材は、企業にとって貴重な戦力”と精神障害者にとって最も難しい完璧な体調管理を求めていること。これはおかしくないか? そんな体調管理が出来るなら、障害者手帳は貰えないだろ。そもそも健常者と同等に働くことを求めるなら、同じ給料くれよ。