人間ってナンだ?超AI入門 第3回「発想する」

冒頭で、いきなりAIが作ったホラー映画ということで、少しだけホラー映画のシーンが流れたけど、私はホラー映画とか本当に苦手で、夜中に思い出して「うわー!!!」となるので、この時点でこの録画を見るのはもう止めようかと思った。マジでこう安易にホラー映画を使うのは止めていただきたい。

さて、今度はAIによる油絵だが、私の大好きなレンブラントが出てきて、今度は別の意味で「おお!」と驚いた。AIが描いたレンブラントのおっさんの絵が、いかにもレンブラントっぽくて凄い。
でも、ゲストの樋口さんに指摘されていたが、このレンブラント贋作は一発で描けたわけではなく、何度も何度も試行錯誤して、パラメーターを変えたり、ディープラーニングさせ直したりして、大量に描かせたその中の奇跡の一枚だろう、という話だった。そこは素直に納得できた。私も含めて、普通の人はAIが一発であの絵を描いたと思ってしまうけど、頭のいい人は見てる所が違うなぁと思った。

次に、リアルな絵を描く画家の小尾さんが出てきて、AIで描かれたレンブラントは、模範解答過ぎる、最大公約数すぎる、みんなが「あ、見たことがある」と感じてしまう、本当に良い作品はもっとゆがんでいる、人をドキッとさせるものが無い、と評していて、なるほどなぁと思った。
人工知能に創造性があるのかどうか?という話だが、今は無いように感じられるけど、きっとそのうちAIにも創造性が搭載される日が来ると思う。

徳井さんが「俺は絵にあんまり興味が無いので、自分で飾るならAIの絵で十分」みたいなことを言っていて、下手くそながら絵を描く人間として、すごく残念な気持ちになった。
私個人としては、AIの絵は芸術では無いと考えている。それは創造性が無いからだ。でも、上述の通り、近い将来AIにも創造性が搭載される日が来ると思うので、いずれAIの絵も芸術だと評価される日も来るのだろう。それは、画像処理ソフトを使った絵が今や普通に芸術作品として評価されているように。