ドラマ『過保護のカホコ』

録画していたドラマ『過保護のカホコ』を見た。今回はシリーズで1番笑ったかもしれない。本当に面白かった。そして、泣きもした。良い回だったと思う。
ママが出ていって、パパと加穂子で家事をするんだけど、全然出来てなくて、まぁ多分私も母が出て行ったらこうなるだろうなぁと思って、身につまされる思いで見ていた。どうしても、専業主婦は家政婦扱いされることが多くて、それはどこの家庭でも同じなんだな、と思った。うちも母が、時々「飯炊き女」みたいに思われてるのがムカつく、と言っている。
それにしても、加穂子の自立できなさっぷり、ママ依存は酷いな、と思った。思ったけど、自分が加穂子の年頃にどうだったか?と聞かれたら、多分似たような状況だったと思う。大学1年の時はお弁当も作ってもらっていたし……。自炊とか絶対無理だったしなぁ。お湯を沸かすくらいしか、したこと無かったと思う。

初君とのやりとりは、見ていてこっちが恥ずかしくなるくらいで、初々しいというか、The純愛、って感じで、いいなぁと思った。名前を呼んで欲しいとかなぁ。そういうのを妄想するのが楽しいのに!と、少し違う視点で見てしまっている自分が、なんだか悲しかった。恋愛なんてもう20年近くしていないよ。枯れているのかな。支援センターで馬が合う男性は何人かいるけど、全員既婚者だしなぁ。ただのキチガイな女友達くらいにしか思われてないだろう。

ママ姉妹が全員実家に集まっちゃって、夫の愚痴を言い合っているのを見て、正直、主婦のワガママって酷い、と思った。夫が働いてくれてるから生活が出来ているんじゃないのか?と思ったり。勿論、夫のほうが「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ」みたいなことを言ったらアウトだと思うけど、妻のほうは妻のほうで、感謝の気持ちを忘れたらいかんと思うのよね。家庭を回していくって、どっちかが欠けてもダメなわけで。夫と妻と、それぞれに役割があると思う。それを一方的に怒るのは、なんか違うと思った。

終盤、ママのスマホに加穂子から「ママ、大好きだよ」とメッセージが大量に届いていて、不覚にも泣いてしまった。こんなにストレートに、純粋に、大好きって言える相手がいることがまず羨ましいし、加穂子の純真さに感動した。
それにつられて初君も加穂子に「加穂子、大好きだよ」とポロッと言ってしまったのが、もう胸キュンですわ。おばちゃんな私は、あのシーンでキスでもするんかと思ったわw 加穂子のキャラ的にさすがにそれは無いかw いやでも本当に面白かった。