弟家族が帰省して色々融解した日

今日は地元の自治会のお祭りで、甥姪が楽しみにしているというので、弟夫婦が一家4人で帰省した。1年半くらい、私の調子が悪くて、弟一家とは会えておらず、かなり気まずかった。特に義妹には、こっちが勝手に(多分)被害妄想を持っていて、凄く会いたくなかった。とりあえず会う2時間前くらいに頓服を飲んで、気が高ぶらないようにしておいた。
いつも弟は遅刻するので、今日もそうだと思っていたら、1時間も早く着いていた。逆に私が対応できない……。だから16時半くらいに合流する段取りで準備をしていた。

別宅に行くと、姪は私のことをうっすらとしか覚えてないみたいで、母が「erikoお姉さん、覚えてる?」と聞いたら「うん?」って感じだったみたいw まぁしょうがないよなぁ。まだ幼稚園生だし。甥のほうはもうハッキリ覚えていて、元気に「こんにちは!」と挨拶してくれた。一時期は挨拶もせずもじもじしていたりしてたけど、小学生になってだいぶしっかりしてきたように思えた。
別宅まで歩くのも暑くて、汗だくになっていたので、エアコンの前でしばらく涼んでいた。そのあと、畳の部屋でくつろごうとしたら、古いボードゲームが置いてある。これはもしかして、私が大好きなHit and Blowというゲームではないか?と思って、義妹に「もしかしてこれ、色や位置を当てるゲームですか?」と聞いてみると、「そうです」と言う。一応、外箱にはMaster Mindと書かれていて、Wikipediaを見るとそちらのほうが正式名称なようだ。
私はこのゲームが本当に好きで、JavaScriptで自作したこともあるくらい。だから「うわ~これ私がすごい好きなやつだw」と言ったら、義妹が「お姉さん、やりますか? 問題出しますよ」と言う。おお、やりたい!と思って、すぐに飛びついた。いや~それにしてもこのゲーム、てっきりPCで開発されたゲームだと思っていたんだけど、古くからあるアナログなボードゲームのようで、義妹は20年近く前にアメリカへ行った時に買った、と言っていた。そんな古い物を大事に残しておく義妹は、本当に育ちが良いんだなぁと思った。
しかし、ゲームをやるのが久しぶり過ぎて、ルールを忘れているw 義妹に確認しながらプレイしていたが、なかなか手強くて、当たらない……。まずい、あれだけ「好きなゲーム」と大きな声で豪語した手前、クリア出来なかったらかなり恥ずかしいぞ。1列ずつ丁寧にやっていく私。5回くらいまでやったかな? それで、「これでどうだ!」と思って並べたら、義妹が「凄い!おめでとうございます!」と言って、お題のピンを嵌めている蓋をパカッと開けて見せてくれた。やった、当たった~!
義妹的には、当たる1列前の並びから、当たった列の選択の飛躍?が凄いと思ったようだった。このゲームは、今までに並べたすべての色ピンと白黒ピンがヒントになるから、一度「これは無い」と諦めた色でも、場合によっては「いやもしかしたらあるかも」と考え直すことが必要になることもある。そういう所が分かりだすと、このゲームの面白さが格段にUPするんだよねぇ。
これで、私の被害妄想が吹っ飛んでしまった。義妹、悪い人じゃ無いじゃん的な。むしろ楽しく遊べるじゃん的な。

それが終わって、17時少し前に、お祭り会場へみんなで移動した。もう既に焼きそばやじゃがバターなどの屋台が食べ物を作っており、行列も出来ていた。私も早速焼きそばの列に並んで、焼きそばをゲットした。屋台の焼きそば、美味しいよね~。買った食べ物は、会場にある椅子に座って食べていた。
しばらくして、ふと気が付くと甥姪や義妹、私の両親がいなくなってて、弟と私だけになってた。おもむろに弟が、「姉ちゃんって、今普段何してるの?」と聞いてきた。ギクーッ。それ聞くか。はぁ~よりによってこんな所で聞くか。言いづらいじゃん。とりあえず、「うーん、ちょっと話が長くなるかもしれないけど」とは言ってみたものの私は黙ってしまい、弟はじっと黙って聞いてる。こいつ、モテるし営業マンで成績優秀なだけあって、コミュニケーション能力はかなり高いんだよな。だから、私が話しづらそうにしているのも全然気にしていないというか、なんていうのかな、「私はいつでもあなたが話してくれるのを待ってますよ」という空気を醸し出すのが上手い。
そんなわけで、いつかは言わなきゃいけないことだと思って、思い切って逆に聞いてみた。「私が障害者だってことは知ってる?」と。すると、弟は平然と「うん」と言った。ありゃ、知ってたのか……。てっきり知らないかと思ってた。なんだ、それなら話は早い。私が「そうだねぇ。なんていうか、障害者向けの施設に通ってるんだよ。あとは絵を習ってる」と答えた。すると「施設って何してるの?」と聞くので、「作業所という所と、支援センターという所があって、要は障害者が地域で孤立しないように、通ったりするところだよ」みたいな話をした。
作業所については結構突っ込んで聞いてきて、「内職の仕事なんか個人でやったほうが良くない?」「アクセサリーとか作るのも、ネットで自分で売ったほうが儲からない?」みたいなことを言ったんだけど、私が「作業所は社会生活をフォローする場所だから、通うことに意味があるんだよ。朝早く起きたり、電車やバスに乗って職場に通ったり、集団の中で生活したり。私も何回か辞めたい、と言ったことがあるけど、『ただ来て座ってるだけでもいいから来てください』って言われたよ」と言ったら、すごく納得したみたいで「そういうの、いいね」「世の中、そうなってるんだね」「うまく出来てるね」と感心しきりだった。
なんか、自分が褒められたわけじゃないんだけど、弟がそういう風に精神障害者の生活に理解を示してくれたことが、本当に嬉しかった。もっと冷徹な奴だと思ってた。以前「毎日引きこもっていい加減にしろ。お前なんか生きてる価値ねえよ」と言われたことがあったので、ずっとそういう思想の奴だと思ってた。まぁこれも家庭、子供を持って、意識が変わったのかもしれない。

そのあとは、両親や義妹、子供たちが戻ってきて、何事も無かったかのように時間が流れた。一通り、屋台で売ってるもんを食べて、薬も飲みたかった私は、母に一言断って自宅へ帰ることにした。
それにしても今日は濃い1日だったなぁ。わだかまりを持っていた義妹とも仲良く出来たし、弟には以前から話そうと思っていたことを少し話せた。今後親が死んだあとのことなどの問題も、いつか自然と話せる時が来るのではないか、と今日思った。
帰宅して母にメールを送ろうと、バッグの中から携帯を取り出したら、なんと手作りストラップが千切れていた! 前の携帯からずっと同じものを使っているから、少なくとも5年以上は使ってたと思うけど、やっぱりさすがにそれは使いすぎか。よく持ったほうだよな。

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