人と比べない

今まで、地域活動支援センターの職員や、作業所の職員から、何度も出ているセリフ、「人と比べない」を今日はちょっと考えてみた。
私はあまり自覚が無かったんだけど、どうも人と比較してしまう癖があるようで、例えば作業所なんかでは、「Aさんは毎日出勤しているのに、私は何年たっても週1日でダメだ」とか、「Bさんは週1日だけど、朝礼から終礼までビッチリ働いてる。なんで私は半日しか出られないのだろう」とか、そういう「出来る人」と「出来ない自分」を比べて、クヨクヨ悩んでいた。
そういう時、決まって職員は「他人と比べないで。erikoさんが出来る範囲でいいんだよ」と言うのだった。
ブログでも、オープン就労をされている人のことを羨ましがったりしているし、自分でも「みっともないな」と思うんだけど、どうしても無意識的に比較してしまうんだよねぇ……。この癖、どうやったら治るんだろうか?

逆に、自分のほうが出来ることで、出来ない人と比較して、「どうしてCさんはこんな簡単なことが出来ないんだろう」とか、「何故Dさんはこんな腹立つことを言ってくるんだろう」とか、思ってしまうことも多い。それも、支援センターの職員から指摘された。
私の場合、一応大学も卒業しているし、その大学も自分で学費を稼ぎながら出ているし、病識が無かったのでオープン・クローズドという概念無しに、統合失調症の症状が出ているのに普通に(と言っても苦しかったけど)働いていた期間がある。そこから考えると、若い時に発症して中卒・高卒でバイト経験すら無い人は、どうしても「甘い」「幼い」といった印象を受けてしまう。
昔、作業所で先輩利用者から無視されたり、逆に突っかかってこられたりしたことがあるんだけど、今まで私が働いてきた職場で、そういう嫌がらせみたいなことをする人が殆どいなかったので、なんというか、「レベルが低い」と言ったら申し訳ないけど、まぁそういうふうにしか思えなかった。
でも、そういった比較も、意味が無いから止めたほうがいい、と言われた。勿論、こういうのは上から目線だから、止めたほうが良いし、人前でそういう比較を言ったり匂わせたりしないほうが良いことくらい分かっている。
と言いつつ、根底にそういう考え方があることは簡単には消せないから、多分、言葉の端々ににじみ出てしまっているのかもしれない。凄く気をつけないといけないな、と思った。