母の件を主治医に相談してみた

母の件を主治医に相談した。「別途出直して」と言われるかと思ったが、いつもの診察時間内にちゃんと聞いてくれたので、本当にここのクリニックというか主治医は良心的だな、と思った。
結論から言えば、母は「抑うつ状態」ではあるだろうけど、「うつ病」まではいってない、ということだった。本人を診察していないので確証は無いが、という但し書き付きだが。まぁそれはこちらも分かっているので、あくまで参考程度に。

「どうしてそんな状態になっちゃったの?」と聞かれたので、私も「母もハッキリとしたことは分からないみたいなんですが、坐骨神経痛が常に痛くて、朝から晩まで気になっている。痛いと言うと家族に心配をかけるから、なるべく言わないようにしている。でも、やっぱり痛くて機嫌が悪くなったり、何もしたくなくなったりする」的な話をした。
そして、やはり今、皮膚科で処方されているセルシンという抗不安薬がちょっと問題かなぁ、という見立てだった。1日中ゴロゴロしているのは、セルシンが効き過ぎて鎮静がかかっている可能性を捨てきれない、という。皮膚科医から「セルシンは1日6錠まで出せる安全な薬なんだよー」と言われた、と母が言っていたんですけど、って相談したら、主治医は大きくのけ反りながら、「そりゃーセルシンは確かに1日の最大量が6錠だけど、だからといって誰にでも6錠出していい、ってことじゃないから!」と精神科医らしい怒り?を露わにしていた。やっぱり皮膚科医が精神科で使うような薬を簡単に処方したらダメだよね。
そのあたりも私は気になっていたので、貴重な話が聞けて良かった。

「本来ならば、母をこのクリニックに来させたいのだけど、本人が「私は精神病じゃない!」と言って聞かない。多分、精神科に凄い偏見があって、近所の人に知られたら嫌だとか、そういうのがあるんだと思います」みたいな話をしたら、主治医がウンウン頷いていて、「そうなんだよね、年配の方だと、そういう偏見がまだ強くてね。とか言いつつ、うちには結構年配の方もいらっしゃるんだけどね」と言っていた。

まぁそういうことなので、今すぐ精神科に行かなくてはならない、というような状態ではないことが分かっただけでも収穫だった。またしばらくは様子を見ようと思う。