絵画教室 トレース1-03

2週間ぶりの絵画教室だった。7時半に起きれたものの、テンションが物凄く低くて、大丈夫か不安になった。
先生宅へ向かう道中も、まったくテンションが上がらず、気持ちが沈んでいて、よっぽど休もうかと思ったけど、そういうことしてると、本当に何もできなくなる、と思い直して行った。
いざ先生に迎えられると、自然に笑顔が出て、挨拶ができた。

今日の作業は、前回、トレーシングペーパーの裏に自作のカーボン用紙を作った続きで、トレーシングペーパーの表面から、そこに今迄描いた絵をなぞる、というもの。黒い鉛筆で絵を描いているので、その上からなぞるのは、赤いボールペンを使った。なるほど、て感じ。
しかし、これは手がすごく汚れるね……。小指の横っていうんですかね、ものを書く時に紙面に付く所が、ことごとく真っ黒。先生もそれを熟知しているので、「ウェットティッシュ出しとくから、時々手を拭いてね」と言って、ボトルのウェットティッシュを出してくれた。

この話を聞いた時、「お教室が終わる時に拭けばいいや」と思っていたんだけど、2割くらいなぞるのが終わって、ふと手を見たら真っ黒だったので、このままなぞっていたら、絵の右側が手でどんどんこすれて消えてしまう!と気が付いて、慌てて拭いた。

また、当初は思い切り筆圧をかけないと、自作カーボン用紙が写らないかな?と思っていたけど、途中で先生が「どれどれ、見せて?」と言って来て、四隅に貼ってあるテープを剥がしてチラッと下の紙を見たら、思っていたよりも上手く写っていたので、ホッとした。そんなに筆圧をかけなくても写るみたい。

ってな感じで、ひたすらなぞり書きをしていた。地味すぎる……。
しかも、先生の話では、このなぞり書きが終わった後、転写された絵が描かれている水彩画用紙に、0.1mm?のペン(そんな細いのある?)でまた上書きをしていくそうだ。どんだけ転写して上書きしてを繰り返す気だよ~。
思わず「なんだか、私が今までやってた、画用紙を十字に切って直接紙に写してたほうが楽ですね……」とこぼしてしまったら、先生が大笑いで「あはは! erikoさんはそれが出来るから、楽に感じるのよ。デッサンとか苦手で、十字に切っても写せない人もいるから」と言われた。うーん、そうなのか。

まぁでも、トレースは長年習っていたくせに一度もやったことが無かったので、出来てとても満足なんですけどね。仕上がりもどんな感じになるのか、とても楽しみだし。
やっぱりこういうのは、外に習いに行かないとなかなか出来ない体験だよねぇ。そのあたりのことを、帰りしなにおじいちゃん生徒さんと先生とで話してて、おじいちゃん生徒さんも家でやろうと道具を揃えたけど、集中力が持たない、と言ってた。同感だよ。