検便を持って行ってきた

最近O-157が流行っているせいか、うちの作業所でも役所から指令が来て、検便をすることになったらしい。うちの作業所は、私のように主に内職をやるだけでなく、喫茶店が併設されていて、そこのキッチンやホールで働く利用者もいる。また、イベント出店等でクッキーやパウンドケーキなどの食べ物を扱う。そのため、検便が必要になったようだ。
検便の献体をいつから採っていいのか分からず、1日くらいに採ってしまった。今日持っていくときにプラスチックのケースを見たら、ケース内部が変色していた……。腐敗しちゃったかな。5日も前だしね……。でも、私のお腹は思ったように便が出てくれないので、こうするしか無かったんだよ。もしダメだったら、後日呼ばれるだろう。

さて、この検便を持っていくためだけに、交通費を払って1時間近くかけて作業所へ行くのは本当に気が重かった。ただでさえ、昨日は外科、今日は作業所、そして明日はメンクリ(だから午後の絵画教室はキャンセルした)。スケジュールが過密すぎる。そこで母に話したところ、「送ってあげる。そして喫茶店でランチを食べよう」と言う。やった。その話にすぐ飛びついた。
12時15分前くらいに家を出て、12時くらいに作業所に着いて、職員室へ行って検便を提出した後、職員に「今週はちょっと予定が立て込んでしまって、金曜日の勤務ができないです」と言ったら、「じゃあ振り替えでいつ出られそう?」と言われたので、「いやだから、それが出来ないほど予定が入ってしまいました」と答えた。とても残念そうな顔をされた。
でも、私は本当に予定が立て込むと精神状態が荒れるので、それだけは避けたいと思い、それこそ断腸の思いで作業所を休む決断を下したのだ。ここで1日無理をすることで、1か月や2か月、パーになることだってある。それを考えれば、1日にの休みくらい取ってもいいだろう。
そして、自分で出勤表を修正しに従業員休憩室を訪れた。中には何名か利用者がいて、「お疲れ様でーす」と声をかけた。出勤表を修正して、すぐに「ではお先に~」と言ったら、「え、もう帰るの?働いていかないの?」と笑われてしまった。

それが終わって喫茶店へ向かったら、中から母の声が聞こえる。誰かと話しているようだった。
中に入ると、ボランティアのおばさんがホール係をしていて、母と話していた。もしかして今日、ホール係はみんなお休み? 最近、出勤してくる人が少ないんだよな。そもそも登録利用者の数自体、減っているし。ここ数か月で一気に3人も辞めたし。
そんなことを思いつつ、ランチとコーヒーを頼んだ。どちらも美味しかった。
それにしても、今日の提出で交通費もらえるんだろうか? もらえないか。だったら支援センターに寄ってくれば良かったな。寄るだけで交通費の援助がもらえるから。