本=自己啓発書?

しょっちゅう紹介している樺沢紫苑のYouTube。動画の内容は個人的には結構役に立ったり、豆知識になることも多く、チャンネル登録もして楽しんでいるけど、この人の書いた本だけは買おうと思わない。理由は、自己啓発書だから。

私、自己啓発みたいなの、あんまり好きじゃないんだよね。成長(笑)するためのマニュアル本を読んだり、セミナーに通ったり、って、正直言って馬鹿らしい。そんなお金があるなら、まぁ働いていた頃なら、技術書の1冊でも買うね。実際そうしていたし。今なら、自分の病気に関する新書などを買いたい。

樺沢さんの残念なところは、「本=自己啓発書」と限定されてしまっているところ。他に違うことを言っているかもしれないけど、少なくとも私が見た範囲では、小説や漫画、ITなどの技術書、学術的な教科書、各種雑誌等は含まれていないように思う。
そして、私が買う本というのは、樺沢さんが触れていないであろう種類の本なんだよね。このブログでもよく紹介しているけど、漫画だったり、ムックだったり、雑誌だったり。小説はまだ紹介したことが無いかな? ここ数年、読んだ記憶も無いしな……。

自己啓発ね。やりたい人は、やればいいと思うんですよ。ただ、精神障害者がやってどうなるのかな、って正直思ってしまうんだよねぇ。
いくら意識が高くなって、自己成長したとしても、その能力を活かせるような仕事には、精神障害者は絶対に死ぬまでありつけない。役に立てる場所も機会も無い。だから、やるだけ無駄、っていうかさ。
こういうこと書くと虚しくなるけど、今の社会は障害者にそこまでの能力を求めていないんだよね。作業所だったら単純作業をキチッとできることより、仕事は雑でも休まず毎日通って施設に補助金を落とす利用者のほうが好まれる。障害者雇用も責任のある仕事は任せてもらえなくて、誰にでも出来る単純作業しかやらせてもらえない。Twitterのフォロワーさんでも、ぼやいている人、何人か知ってる。

最近の樺沢さんは、自著のINPUT大全、OUTPUT大全の宣伝に忙しいけど、ちょっとウザくなってきたな~宗教じみてきたな~と思ったので書いてみた。