こころの元気+ 2019年9月号

更新が遅れちゃったけど、今月も『こころの元気+ 2019年9月号』を読んだ。
中でも気になったのは、「本が読めなくなって困っています」という質問コーナーだった。私もまったく同じ現象が起きていて、困っているからだ。

私は子供の頃から本が大好きで、小学6年生の時には『ナルニア国物語』にドハマリし、中学生の時には『帝都物語』にドハマリした。高校では、年間100冊以上読むと表彰してもらえる、というので、学校で借りただけでも120冊は読んだ(その年、100冊以上読んだ生徒があまりにも多かったため、150冊以上と基準が上がってしまい、表彰してもらえなかった)。内容は、一般的な小説から美術史、音楽史、科学、宗教など、とにかく片っ端から読み漁った。
それくらい、本を読むこと、活字を読むことが好きだった。

20代後半から30過ぎまで、一時的に寛解していた頃も、相変わらず本は好きで、私以上に読書好きな高校の同級生から薦められて、小野不由美の『屍鬼』5巻を、土日の2日で読みきったし、都内に勤めていた時は、通勤の往復で座って行ける日が多かったことから、電車の往復2時間くらいで文庫本1冊を2日くらいで読んでいた。

その後、引きこもるようになってから、急に読書が出来なくなった気がする。読んでも頭に入ってこない、目が滑る、数ページ前に書かれていた設定を忘れている、登場人物の名前が覚えられない、簡単な伏線に気が付かない等々。今号にも同じようなことが書かれていて、「あ~これって病気の症状なんだ」と思わされた。

そして、今号に掲載されていたKさん(個人名なので一応伏せておきます)の、「『自分から知的な能力が失われてしまった』と感じて、つらくなった」みたいな文言が、私の心の奥底にグサッと刺さって、号泣してしまった。そうなんだよ、再発する前と今の自分は、まるで別人のように違うんだよ。
知能指数が落ちて、バカになったような気がする。登場人物を覚えたり、ストーリー展開を考えたりしなくてはならないテレビドラマも、1時間集中して見るのが難しいし(だから、ドラマレビューが書けなくなった)、ブログなどでも何千文字もあるような超長文は読めなくなった。
ちなみに、自分のブログは、なるべく1000文字程度にすることを心がけている。たまに超えることがあるけど。

あんなに好きだった読書が出来ない、ということが、どれほど苦痛か。今号に掲載されていた女性の気持ちや、それに呼応した人々の気持ちが、痛いほど分かる。
読めなくなったのは小説だけではない。この『こころの元気+』も、1日で一気に読むことが出来ない。比較的短文で構成されているこの雑誌ですら、読めないのだ。スルッと読めそうな漫画も、1章ずつくらいしか読めないし、上述のように設定を忘れてしまうので、ほとんど買わなくなった。
取りたい資格が無いわけではないが、こんな状態ではちょっと無理だな、と思う。

2件のコメント

  1. はじめてコメントします。統合失調症当事者です。
    私も本が読めなくなって困っていまして、興味深く読ませていただきました。erikoさんほど読書家ではありませんでしたが、本はそこそこ好きで読んでいました。でも、調子が悪くなってから文章が頭に入ってこなくなりました。何ページが読み進めると、もうその少し前を忘れてしまっていたり、どこを読んでいたかわからなくなったり、そして疲れて読むのをやめてしまいます。『こころの元気+』も興味はありますが、最初の何ページかで読まずに終わってしまうのではないかと思うと、会員になるのを迷ってしまいます。

    1. きさらむさん、コメントありがとうございます。
      きさらむさんも本を読むのが困難なのですね。やっぱりこの病気の症状なのでしょうねぇ。「読めない」症状の感じが、もうほんと同じです。

      『こころの元気+』は、どこかで読まれたことがおありでしょうか? 病院や精神科系の福祉施設に置いていることもあります。1回でもお読みいただけると、どんな感じかつかめると思うのですが……。
      推測ですが、統合失調症で読書が苦手になってしまった方でも、なんとか読めるように工夫されているような印象を受ける構成になっていると思います。1列13文字程度で4段組みという構成の記事が多いです。1列の文字数が少ないので、とても読みやすいです。
      3段組みで少々長文になるコーナーや企画もありますが、ページ数はそんなに多くないので、途中まで読んで付箋を貼っておき、少し休んで続きからまた読む、みたいなことを、私はしています。

      毎号、考えさせられるコーナーや投稿があるので、個人的にはブログのネタになって美味しい(ほんと個人的な都合ですw)し、なによりも自分自身の役に立ちますね。
      ただ、会員になるのに費用がいるので、そこをどう考えるか?ですよね。1年6000円、1か月500円を、高いとみるか適正価格とみるか。私は、読めなくなった小説を無駄に買うくらいなら、なんとか読めるほうに500円を使いたいかなーと思って、会員になってみました。迷われるの、ホントよく分かります。

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