心の傷を癒すということ(1)「神戸、青春の街」

1/18から始まった全4回のNHKドラマ『心の傷を癒すということ』の第1回を見た。
概略はhttps://www.nhk.or.jp/drama/dodra/kokoro/を見てもらうとして、個人的な感想を書きたい。

まず、些細な事だが時代設定がちょっと気になった。主人公和隆が1970年の時に10歳。これは私が生まれる3年前なので、私と和隆は約一回り違うことになる。
で、母親の外国人登録証?かなんかで、母親が外国人(韓国人)であることを知るわけだが、ここがどうも気に入らない。
私の記憶では、中学生の時には今のような「韓国・北朝鮮」という呼び方が無く、「大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国」以外許さないと、社会科の教師に教わった。テストも、そのように書かないと丸が貰えなかったように記憶している。
だから、公的な書類で「韓国」は無いんじゃないかと思った次第。

まぁ本当に些細なことなので、どうでもいいけど。

和隆の父親がこれまためっちゃ暴君で、私の父に似ているところがあって、物凄く嫌な気分になった。世間体の良い学校へ行け、仕事をしろ、配偶者を選べ、子供は2人で男女1人ずつ産め、墓守をしろ。そんなところまで私は父に指図された。だから、和隆の気持ちは痛いほど分かった。
結局私は精神疾患にかかって、大学の途中で大きく挫折することになったが、この和隆はとても優秀で、医学部へ進学した。同じく医師を志す友人の湯浅の存在も、とても大きかったと思う。こういうのを見ると、友人というのは、いざという時、心の支えになるのだなぁと痛感する。私にはそういう友人がいないから、いなかったから、いざという時、潰れてしまった。

和隆が医学部へ進学して、憧れだった永野先生の講義を受けるようになると、話は一気に面白くなってくる。永野先生を演じる近藤正臣が、本当にいい雰囲気、いい演技をしていて、優しく、相手を否定せず、包み込むような、そのものずばり精神科医らしい人柄がにじみ出ていて、「こりゃ凄いな」と思った。
もちろん、書くのが遅くなったが、和隆を演じる柄本佑も秀逸な役者だ。柄本明の息子兄弟は、2人とも大好きな役者で、この2人が出ているドラマは、だいたいハズレが無い。今回も、ちょっと自信無さげで、覇気の無い、独特の脱力感を持った人物をうまく演じて(というか、地なのか?)いて、とても良かった。

個人的に、尾野真千子は好きなんだけど、恋愛ストーリーはあんまり興味が無いので、「あっそうですか」くらいの感想です。

最後になったが、このドラマは、とかく偏見の目で見られがちな「在日韓国人」と「精神科医」という2つの要素を併せ持つ、実在の人物が原作になっているらしく、非常に興味深いドラマだと思う。
次回も是非見たい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。