座間市の9人殺害事件と自殺について

最近ニュースで話題になっている、座間市の9人殺害事件について、少し考えるところがあるので書いておく。
白石容疑者は、自殺願望のある女性、特に少女をTwitterで物色したらしいが、これは本当に怖いなと思った。私は少女ではないし、初対面の異性のアパートに軽々しく上がる、ということはしないので、事件の被害者になることは無いだろうけど、私が鬱になった時にTwitterで呟いている内容が、白石容疑者が好みそうな内容なので、戦慄したのだった。
例えば、お金を払ってでも殺してほしいとか。鬱真っ最中は、見境が無くなっているんだな。でも、世の中には裏社会なるものがあって、きっとお金さえ払えば殺してもらえる、殺してくれる人がいる、と思っていた。今は鬱になってもあまりそこまでの思考の飛躍に至ることは無いし、もし万が一死ぬのであっても、持っている資産は、赤の他人ではなく、甥姪に譲りたいと思っているから、殺してくれる人にお金をくれてやる、ってことは無いだろう。

そこで、この事件を受けて、Twitter社が自殺に関する呟きを取り締まるような規約になった、と聞いた。冗談じゃない、これじゃ気軽に「死にたい」って呟けないじゃん、と思っていた矢先、自殺予防で著名な精神科医、松本俊彦氏が取材に応じた記事を見つけた。『座間市9遺体事件:もしSNSで「死にたい」を見つけたら…精神科医が語る、みんなにできること』だ。松本俊彦氏は、私も名前は憶えていなかったんだが、お顔の写真を見てすぐに分かった。特徴的な眉毛……。よくハートネットTVなんかに登場される、精神疾患の患者の事をすごくよく理解しようとしていることがよく分かる精神科医だ。
松本俊彦氏も、気軽に「死にたい」と呟ける場が無いことのほうが危険だ、との意見だそうだ。私もそう思う。私の場合は、小学生くらいから自殺願望、強い自己否定感があって、高校に入学して1週間で「死にたい」と周囲に漏らしていた。それを聞いた保健室の先生や、何の関係も無い諸先輩方がビックリして、色々と気にかけてくれるようになった経緯がある。その後の高校生生活はとても楽しいものになり、「死にたい」と言うことも無くなった。だから、そういう意味ではあの時の保健室の先生と先輩方には感謝をしている。

それで特に感じるのは、10代の思春期で「死にたい」と言っているのは、ほとんどが「死にたいほど苦しい、しんどい」というだけの話だということだ。10代というのは人生経験もまだ未熟で、成人が言う「死にたい」の重みとは全然違うものがある。周囲の大人が手を差し伸べて、救うことが出来るのが、10代の「死にたい」だと思う。だから、10代はまだ死んじゃ駄目だよ、と言いたい。
これが成人になってくると、ちょっと風向きが変わって来る。私は、こう言ったら申し訳ないが、白石容疑者こそ死なないと解決しない状態に陥っていたんじゃないかと思う。仕事もお金も無いのにアパートを借りて、ヒモみたいに自分より若い女にたかる生活。こんな奴、生きてる価値無いだろう。
それだけじゃない。治る見込みの無い、重篤な疾病に侵され、苦痛にさいなまれる毎日を過ごしている人は、その苦痛から逃れるために死を望むこともあるだろう。いわゆる安楽死案件というやつだ。日本は今、安楽死を認めていないが、私個人としては認めるべきだと思っている。
私も統合失調感情障害という治らない病を抱えているが、安楽死法が成立したら、安楽死を望んでいる。好きなように働けない、買い物にも行けない、そして、眼科の病気により失明の恐怖に晒されている。生きていることが苦痛だ。高校生の頃は、自分がこんな状態になるなんて、予想もしなかった。あの時、死ななくて良かった、と思う反面、今は生きてて楽しいのか?と聞かれると、Yesとは答えられない自分がいる。

2件のコメント

  1. おはようございます!

    言われてみれば、確かに子供の頃の死にたいと大人になってからの死にたいって違いますね。
    おいらも子供の頃は辛い、苦しいから死にたいと思ってました。
    大人になってからは、もう生きていたくない、終わらせたいと思ってたかな。

    安楽死はどうしても健康な方の意見が大多数になっちゃうので、反対されてしまいますよね。
    おいらも重篤な疾病なんて想像することもできないので、安楽死と言われると他に探せば方法があるんじゃないか、と思ってしまいます。
    とても難しい問題ですよね。

    1. おはようございます。今日も早いですね!

      そうなんですよ。10代の頃と、精神疾患を発病した後とでは、死にたい理由が違うんですよね。医者に言わせれば、発病後の「死にたい」は病気が言わせているだけだから、死んじゃ駄目だ、ってことらしいですが。

      安楽死についても、主治医と話し合ったことがありますが、「どこの国でも、精神疾患では安楽死させてもらえないよ」と言われました。本当に難しい問題ですね。私の場合、もう少し病状が安定してくれて、週2日でも働けるようになったら、もう少し考え方が変わるのかな、とは思っているんですけどね。

      コメントありがとうございました。

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