こころの元気+ 2020年4月号 Part2

今回は珍しく、1冊の『こころの元気+』で2つ記事を書こうと思う。
昨日は「人薬」について書いたが、今日は「べてるの家の当事者研究」についてだ。この「べてるの家」は今までにも何度か言及したことがあるが、正直あまり好きではないのよね。なのに、こうして活字になると、何か一言言わずにはいられないというね……。

さて閑話休題。
今号の「べてるの家の当事者研究」は、恐らく気分障害、双極性障害の方だと思われる。「気分の波が大きい」と表現されていた。
著者の坂内さんは、この気分の波、不調を研究するべく、様々な方法を試したが、上手くいかなかったとのこと。それは私も実感していた。例えば、「今日の気分」をExcelに入力して、グラフを作ってみたが、月経じゃあるまいし、規則正しく波が来るわけがない。個人的には、このグラフはあまり意味が無いな、と思った。まぁまだ記録は続けているけど。

そして、坂内さんは発想を変えた。気分の波で「サーフィン」をするというのだ。サーフィンとは、良い波だけの時ではなく、気分の波が下がっていく時にも、上手く乗りこなすスポーツであるとのこと。なんか、すごく納得してしまった。なるほどな~って。
気分の波が良い時も悪い時も、それに振り回されないで、うまく乗りこなすことが出来たら良いよね、という考え方は、すごく良いと思った。

私もこの坂内さんと同じく、波が高い状態のほうが多いタイプなので、共感できる部分がたくさんあった。
気分安定薬も3種類飲んでいるが、副作用がひどくて有効血中濃度に達していない飲み方なので、軽躁状態があまり制御できていないと思う。それでも、例えば「夜は絶対にネットショッピングをしない」等、Myルールを作り、それが守れている間はまだ大丈夫かな、というような判断をしている。

今、新型コロナウイルス禍で世間が騒がしく、どこへ行ってもピリピリした雰囲気で、個人的にはまた軽躁状態になりつつある。生理前でもないのに、毎日のようにイライラするし、お菓子も結構食べてしまっている。
でも、今号のこの記事を読んで、なんかもう少し別のストレス発散方法を見つけるべきだな、と思っている。実際にやってるのは、近所の公園へ行って帰ってくる、ただそれだけなんだけど、それだけでも十分気分転換になって、気分がリフレッシュするので、このままなんとか大きな問題を起こさずに乗り切りたい。

コンボ こころの元気+