認知行動療法の誤解

今日配信された大野先生のメルマガ大野裕のメールマガジン「こころトーク」に、興味深いことが書いてあった。認知行動療法に対する誤解について、だ。

気になった所だけ引用すると、『楽観的に考えを切りかえるのが認知行動療法ではありません』。これは私もかなり誤解していたし、通っていた支援センターや前の作業所の職員なども、誤解しているんじゃないかと思う。
私が、通っていた支援センターの職員とトラブったり、前の作業所を辞めようとしたりした時、職員から「erikoさんの考え方を変えたほうがいいよ、そのほうが早いよ、他人は変えられないのだから」というようなことを何度も言われた。本当にもうウンザリするくらい。
そして私は、その助言を受け入れられなかった。何故、間違っていない私が考え方を変えなければならないのか? 他人を変えるのは大変だと言うが、明らかに間違っている人、他人に迷惑をかけている人に注意をして、考え方を変えさせるのも、職員の仕事じゃないのか? ここの福祉施設は「やられ損」なのか? 考え方がおかしい人は「障害者」だから、周囲が我慢しないといけないのか?

そんなこと無いと思う。私は、嫌だと思ったことを無理に我慢したくないし、環境や人が変わってくれないならば、自ら自力で「環境を変えてやる」という手段に出る。今までもそうしてきたし、多分今後もそうだと思う。
それに対して「飽きっぽい」「すぐに辞める」「こらえ性が無い」「我慢が足りない」等々、否定的な評価をされることも多いが、だからなんだ、っていう感じだ。だいだい支援センターは8年、作業所も4年続いていたんだよ。そんなすぐ辞めたわけじゃない。私にしては随分続いたほうだと思うけど。

さて。
なんか、認知行動療法というと、なんでもポジティブシンキングをしろってことなのかと思っていたけど、案外そうでもないんだなーということが分かった。
普段、コラム法(最近は全然やってないが)なんかをやると、反証や適応的思考で、無理やり前向きな考え方をひねり出すことが良くある。主治医がどの程度まで見ているかは、まったく気にしたことが無かったけど、今度聞いてみよう。

なお、今回のメルマガでは、具体例を出されて解説されているが、著作権上の問題があるので、上述の引用が限界です。興味のある方はメルマガ登録(有料会員)をどうぞ。

参照サイト:認知行動療法活用サイト「こころのスキルアップ・トレーニング(ここトレ)」