こころの元気+ 2020年9月号

今月号の特集は『みんなが不安』ということで、新型コロナに絡めた感じだったけど、個人的には新型コロナはあまり恐怖や不安を感じていなくて、「予防策をしっかりしていれば、それほど不安になることは無いんじゃないか?」くらいにしか思っていない。
それよりも、記事にも書かれてあったが、私の場合予期不安が強く出ることがあって、お腹を壊したり、不安が強まって外出が怖くなったり、軽いパニック状態になったりすることが、最も困っている。

主治医からは、予期不安は認知行動療法で解決していくか、場合によってはリスパダールの頓服でしのぐように言われている。
リスパダールは鎮静効果が強くて、予期不安程度の不穏さだと過鎮静になって眠気が強く出てしまうので、あまり飲みたくない。
となると、認知行動療法をするしか無いのだが、これも今のところあまり上手くいっているようには思えない。なんか、認知行動療法って自分の考えを自分で否定しているように感じてしまって、最近やっていない……。特に反証とか、考えるのが苦痛。

次に、『双極性障害 私の打ち手』のコーナーが気になった。これは5回目だが、毎回凄く参考になっている気がする。
他人との距離感を上手く取れないとか。自己開示すべきではない相手にまでしてしまうとか。特に自己開示に関しては、先日身体科の診察に行った時、その医師から「この病気のことを無理に人に言わなくても良いんですよ」と言われたことを思い出した。あぁ、私はペラペラ喋り過ぎだな、と思った。
なんか、黙っている=秘密にしている=悪いことをしている、という感じがして、どうも居心地が悪いのだ。だからついペラペラ話してしまうんだけど、先日元上司と会った時にも色々話してしまい、それが悪かったのか、今は音信不通になってしまっている。完全に切られたんだと思う。
他人との距離感に関しても、問題があるねぇ。最初の作業所で随分とモメたのだけど、それも他人との距離が上手く取れなかったことが理由の1つにあると思っている。とはいえ、これは「他人」が関わってくる問題で、自分1人で解決する問題では無いので、そこが難しいところ。

精神疾患の人は、私も含めて、他人との距離の取り方があまり上手くない人が多いように思う。いつまで経っても距離が縮まらなくて他人行儀な人は害が無いんだけど、さほど仲が良いわけでも無いのにズカズカと人の心に踏み込んで人の神経を逆なでしたり、引っ掻き回したり、傷付けて来たりする人が結構いるので、辟易する。