絵画教室 模写 風景画2-2

いつもは2週間おきに通っている絵画教室だが、今回は体調などもあって、1週間ぶりの絵画教室になった。
前回の終わりに先生から指示が出ているので、あれをやればいいんだー、とやることが分かっているので、安心したのか、予期不安は殆ど無く、排便も腹痛も特に無かった。ただ、気圧・気温の関係か、異様に体がだるくて、今日は休もうかと思った。それでも、徒歩2分なんだし、と思い直して、栄養ドリンクを飲んで頑張って行ってきた。
絵は、前回の続きで、マスキングで抜く所をより細かく描き込んでいく作業。ひたすら根気が要る。まぁ得意分野だけど。そうだねー、子供の頃から、根を詰める作業が好きで、変に大学へ行くより、何かの職人に弟子入りしたほうが良かったんじゃないかと思ってる。

で、だ。このコスモスを描き込んでいく作業が本当に難しくて、似たようなものとして、以前描いたアジサイがあるんだけど、アジサイはモノは小さくないんだよね。小さくても直径2cmくらいはあるかな? とにかくそれが数多くある、というだけの話なので、難しくは無い。しかし、コスモスはミリ単位だから。描いているうちに、どこのコスモスを描き取ったのか分からなくなるし、もう完全コピーは諦めた。その点を先生に相談したら、「完全コピーは無理だから、ホントなんとなくでいいよ。数が合ってなくてもいいし。多くても足りなくてもいい」と言われたので、安心した。
右側の家や電線なども描くと、ますますコスモスの位置などが合ってないことが分かり、落ち込む私。何度も描き直して、もうこれが限界、という仕上がりで先生に見ていただき、OKをもらった。でも多分、これ1年後には「もっと正確に描けるのに」って思うんだろうなぁ。

ひとまず下書きが仕上がって、鉛筆の色が濃いので、練り消しで薄くして、先生に報告したら、「じゃあマスキングやっちゃおう!」と言われた。時間は11時半。いつもだったら終了の時間だ。私が「え、でも終わりの時間じゃないですか?」と言うと、先生が「午後何か予定ある?」と聞く。「あります」「え、何時から?」「4時から」「じゃあできるね、今日やっておくと後が全然違うから」と畳みかけるように先生に言われた。
というわけで、人生初のマスキングをやってみた。マスキングは液体ゴムだそうで、やってるうちにどんどん乾いて固まっちゃうんだって。だから、時間との勝負。でも、マスキングしたい部分というのは、今回は細かいコスモスの花の部分だから、そう簡単に塗れるわけじゃない。こっちも気合を入れて、作業に取り掛かった。マスキングは先生が「臭いから嗅がないほうがいいよ」と言うだけあって、独特の異臭を放っていた。しかし私はそれ以上に「早く終わらせなくては!」という使命感に燃えていたので、臭さはそれほど気にならなかった。
とにかくひたすらマスキング液を塗り塗りしまくった。ゴムが乾いて筆が固まってくるので、途中で何度か先生に頼んで筆を洗ってもらった。先生が「この作業は洗う人と描く人と役割分担してやらないと、マスキング液がどんどん固まってきちゃうから、上手くいかないの」と言っていた。先生には、洗う役をやっていただいた。これ自分1人でやってたら大変だろうな、っていうか、出来ないだろうな。
筆は、最終的にはゴムでガチガチに固まってしまうので、捨てることになる。つまり、普段から捨てても良いような筆をストックしておかなくてはならないことになる。今回使わせていただいた筆も、捨てることになった。なんだか勿体ない気もするが、そういうものなのだそうだ。

で、出来上がったのがこれ。

模写水彩風景画2-2

青い水玉みたいなのが、マスキング液で塗った所。これを乾かさないと、次の作業に入れないのだそうだ。つまり、マスキング塗りを次回に繰り越すと、次回はマスキングを塗るだけで終わってしまって、他の作業が何も出来ない状態になる。だから、先生は「今日出来るならやっちゃって!」と言ったのだと、ようやく納得した。
このマスキング作業を30分で終わらせた。というか、30分もかかっちゃった? 自分としては、もっと早く終わってると思ってたんだけど、時計を見てちょうど12時だったので、思ったよりも時間がかかったなぁと思った。