歯科定期健診

半年ぶりの、歯科の定期健診に行ってきた。昨日、体調がめちゃくちゃ悪かったので、もしかしたら今日行けないかも、と思っていたけど、起きてみたらそんなに悪くも無かったので、頑張って行ってきた。

バスの都合で予約の15分ほど前に着いてしまったが、口紅を落としたり、女性週刊誌を読んでいたりしたら、あっという間に時間が来て、歯科助手さんに呼ばれた。
検診はいつも、新たな虫歯が出来ていないかのチェック(もともと虫歯の治療で通うようになり、その流れで定期健診を頼むようになったので)、歯周病のチェック、歯石取り、という流れなのだが、今日はしょっぱなで躓いた。「うーん、どうもこの奥歯の金属を被せている隙間から、虫歯が出来ているようなんですよね」と言われた。え、その隙間は前回あなたが金属を剥がそうとして、出来た隙間じゃないんですか……? と思ったが、言えなかった。
そう、前回も同じ歯について「どうもここが虫歯になっている気がする」と言われたのだ。それで、金属を剥がそうとしたんだけど、手のちからでは剥がせず、「なんか無理に剥がしたら駄目になりそうだな」と言われて、諦めたのだった。そこが今回もおかしいとは。
歯科医が「ここは絶対あやしい、開けても、というか、手のちからではあけられないので、削っても良いですか?」と聞かれたので、もし万が一虫歯だったら嫌だから、「良いです」と答えた。結果。

見事に虫歯でした! 虫歯って茶色いんだね。金属を取り除いた奥歯を見せてもらったら、5か所くらい点々と茶色いシミみたいのが出来ていた。
しかし、この金属を取る時、「麻酔すると後で面倒だから、麻酔しないでいきますねー」って言われて、「えー!」って大声を出した私。怖すぎだろう。もし、金属を取って神経まで達する虫歯があったら、激痛で失禁するよ。そんなわけで、あまりにも私がごねたので、麻酔をしてくれました。先生ありがとう。
だってさ、ただでさえ歯科医院の通院って予期不安が出て、今日も行くまでに何度もトイレ行ったり、水飲んだり(飲むなっていうのに、落ち着かないから飲んじゃう)してて、本当に大変だったんだ。そのうえ麻酔無しって、鬼畜の所業だろう……。

というわけで、キュイーンと虫歯を削ってもらい、何やら歯科医がごそごそと詰め物をしているようで。あぁそうだ、金属を被せるんだから、型を取らなきゃいけないなぁ。あれ? それにしちゃ、全然型を取るそぶりがないけど、どうなっているんだろう? などと思っていたら、処置が終わってしまった。
「はい、終わりました。見てくださっても良いですよ」と診察台に付いてる鏡を目の前に持ってきたので、眼鏡をかけて見たら、なんと奥歯なのに象牙色の詰め物が入っている! 「え、これ金属じゃないですよね」と言ったら、「今は樹脂も高性能になっていて、奥歯にも使える強度があるんですよ」と言われた。思わず「へー、進歩してるんですねぇ」と感心してしまった。
だから、歯を削ってそこを埋めて、被せ物をするのに、今までなら2回は診察に行かなきゃいけなかったのに、今は1回で済んでしまったのだった。

そのあとは、いつも通りの診察をしてもらって、いつもなら30分で終わる検診が、急遽虫歯治療も入ったことで、1時間に延長されました。はぁ。疲れた。背中、汗でびちょびちょ。
歯周病も特に問題無いとのことだったので、安心した。