絵画教室 模写 風景画2-1

3週間ぶりの絵画教室だった。久しぶり過ぎて、今月から先生のご自宅へ会場移動だったのか、それとも来月だったのか、分からなくなってしまったが、多分まだ今月は今まで通りだったはず、と勘で行ったら当たってた。今日は中高年の先輩男性と2人だった。
今度も風景画にしたんだけど、ちょっと難しいテクニックを使う必要がある。それは、手前にコスモスの塊が2つあって、白やピンクの花が点々と散らばっているような感じ。その後ろに民家があり、更に後ろに山がある、という感じ。このコスモスの所に、マスキングという技法を使うのだそうだ。
マスキングという技法は、名前は聞いたことがあるけど、学校の授業でもプライベートでも実際に使ったことが一度も無くて、具体的にどうやるのか、それを使ったらどう仕上がるのか、まったく分からない。ただ先生が「大丈夫、大丈夫。絶対上手くいくから」と言ってくださるので、思い切って挑戦してみようと思った次第。

そんなわけで、今日はまずは下書きというか、模写ですね。

模写水彩風景画2-1

1時間半かかって、これかよ、って感じだよね……。山の部分を1回描いて消して描き直しているのと、コスモスの部分も1回描いて全部消して最初から描き直している。コスモスの部分、やっぱり難しいじゃんよ、先生……。
先生は「花の部分はキッチリ合わせなくても大丈夫だから。大まかにポイントポイントで合ってればいいから」と言っていたけど、どうせ色塗りとか仕上げの段階になったら、「あれ?ここ合ってないね?」とか言うんでしょ。と思ったら、とてもじゃないけど適当にできず、左指でお手本を押さえ、「このあたり、このあたり」と探りながら花の丸を描いて行った。

そして時間が来たので、先生に見ていただいたのだけど、盛大なダメ出しが。私が花をくっつけて大きな丸にしたのが最高にダメだったみたいで、「これは止めて」と言われてしまった。うああ、だってお手本は花がくっついて楕円になったり、長細い四角に見えたり、したんだもん。マスキングをかけるとどうなるのか分からないから、「くっついて見える所はくっつけちゃっていいのかな?」と思ったんだもん。でも、それが全部ダメだったみたい。
次回でいいので、くっつけた白く抜く部分を、花がくっついているように見えても、無理やりにでも離して、1個1個の花として独立させて、丸を描いて欲しい、と言われた。分かりました、と答えた。いやぁこれで来週は、もっと神経を使う作業になりそうだ。
先生が言うには、この下書きの段階で細かく描いておくと、後々マスキングを剥がした時の作業がとてもやりやすくなる、ということだった。塊として大きくドンと丸を描くと、そこがごっそりマスキングされて、そこから背景を描こうとしても難しいらしい。なるほど、勉強になる。でも、出来ればそれは描く前に言って欲しかったよ。