TED講演『エリン・サックス 精神疾患についての内側からのお話』

Twitterをやっていて、流れてきたツイートに紹介されていた動画『エリン・サックス 精神疾患についての内側からのお話』。
TEDというサイトで、本家はアメリカにあり英語での貴重な講演を公開しているようだ。詳しくは分からないが。それで、私も最初そのツイートからURLへ飛んだ時に、「うわ、英語なんか分からない」と思ったんだけど、再生してみると、なんと日本語の字幕が付いているではないか。そんなわけで、すんなりとこの動画を理解することが出来た。
といっても、42分の動画をずっと集中して見ることは、認知機能の低下した精神疾患のある私には非常に難しいことなので、途中何度か一時停止して、休憩を取った。動画が長くて大変そうだな、と思われた方も、同様に途中休憩を取って見て欲しい。

このエリンさんは、こう見えて大学の教授だ。同時に、統合失調症患者でもある。凄くないか? 少なくとも日本では考えられない。もしかしたら、非公開にしているだけで、統合失調症の研究者がいるのかもしれないけど、でも私が今置かれている立場から見ると、統合失調症と診断されただけでもう人生オワタって感じだ。
エリンさんは服薬拒否を長年続けるなど、日本でいったら「悪い患者」の代表格のような人だ。正直、そういう態度はあまり良くないのではないかと思ってしまう。それでも、抗精神病薬を飲むと頭の回転が鈍るような感じは、確かにするし、研究者というクリエイティブな仕事をしている人が、想像力を奪われるのを恐れる気持ちは、分からなくもない。

講演の中で、「統合失調症は妄想と幻覚が現れる病気だ」とし、陰性症状には言及していなかったことが気になった。アメリカでは陰性症状は問題にならないのだろうか? 以前見たWikipediaの統合失調症の英語版のページには、陰性症状のことも書いてあったと思うんだが……。自傷他害などが出なければ、医療後進国のアメリカ(敢えてこう呼ぶ)は放置プレイなのだろうか?
そう、アメリカでも身体拘束が横行しているようで、驚いてしまった。なんか「海外では~」って言う人って、各国の都合の良い所だけ、かいつまんで引用するよね。北欧、イタリア、アメリカ。アメリカのような医療保障の充実していない国で、精神疾患になったら医療費はどうなるのだろう? 精神疾患保険なんてあるのかね?

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