ハートネットTV「ひきこもり新時代 長期化、募る焦り」

私の引きこもり歴は6年くらいなんだけど、これで長いほうだと思っていた。でも、番組には何十年と引きこもっている人たちがいて、驚きを禁じ得なかった。そんなに引きこもれる精神状態は、ちょっと異常だよと言いたかった。精神科に行けば、なにがしかの診断が付くのではないかと思った。私の場合は、たまたま精神科で精神病だということが分かって、精神医療に繋がり、福祉に繋がり、今がある。
「ひ老会」というのがあって、ひきこもりと老いを考える会だっけ。私もこの人たちのことを笑えないな、と思った。今、うちでは生前贈与の話が出ているというか、もう現在進行形で、贈与の手続きが進んでいる。しかし、書類1つ取っても、親父の老化が凄まじくて、法律に疎い私が、その書類のミスを4回も見つけてやり直しをさせたくらい、書類をまともに作れなくなった。今現在、親父はかつて働いていた会社と業務委託契約のような契約を結んで、個人事業主として働いているんだけど、こんなに書類が作れないんじゃ、仕事に支障が出るのでは?と心配するくらい、酷かった。
私も私で老化からは逃れられない。昨日のように立ちっぱなしの肉体労働をやった翌日は、だるくて筋肉痛で、まともに家事もこなせなくなった。社会復帰のために体力を付けようと、踏み台昇降運動をやったりしているが、老化するスピードのほうが速くて、追いつかない状態だ。

「OSD 親が死んだらどうしよう」という会もあるらしい。DAIGOみたいだw さすがの私の母親も、最近危機感を覚えたらしく、家族会で企画された精神科医の講演会に参加を申し込んだらしい。
この会で、精神科医として有名な斎藤環さんが出ていて、「対話をしろ」と言っていた。多くの人が「もうしてます」と言うが、「それは対話じゃないんですよ、おしつけ、説得etc…」と言ってて、そうだ、その通りだ、と思った。私も大学生の頃、大学に行けなくなってしまった当時、親に説教ばかりされて話を全然聞いてくれない、話しても「それはお前のワガママだ」と怒られるだけだったことを思い出した。

皆、一様に言うのは、「働きたくても、年齢で雇用条件が厳しくなる。採用してもらえない。門前払いを食らう」といったものだ。これは私も引きこもっている時に感じた。
私が引きこもりだしたのは31歳頃で、最初の2年くらいは「今は休養中だ。貯金が200万を切ったら、就職活動しよう」みたいなことを考えていた。しかし、その2年くらいはあっという間に過ぎ、貯金も減っていった。年を追うごとに「もうこの年齢では、どこにも採用してもらえない」という危機感だけが募っていった。

ひろきさんのお母さんが、事態をまったく理解していなくて、親なのに親らしくないというか、まるで他人事なのが衝撃的だった。こんな母親の元に居ては、治るものも治らないだろうな、と思った。
更に話を聞いていくと、このお母さんがひろきさんを子供扱いしていることが、内容云々というより、話し方からありありと伺えた。上から目線、尊大な態度。私だったら、この母親を殴りつけていただろう。と同時に、このひろきさん自身も、甘えすぎているように感じた。母が分かってくれない、と繰り返すが、健康な同年代の引きこもってない男性は、母親に自分の心情を理解してもらおうとは思わないだろう。それはマザコンだから。
うちの母もそうだが、そろそろ70歳になろうとしていて、最近極端に寝る時間が増えたように見える。昼食後の昼寝、夕食後の夕寝、更に21時半に寝てしまうことも増えてきた。まぁ起きるのが朝4時半なので、睡眠時間は足りているんだけど、ちょっと出かけただけでぐったりすることが増えたので、あぁ歳なんだなぁ、と思うことが多くなった。
ひろきさんは、自分が苦しい、つらい、ばかりで、もう少し老いた母親を思いやってあげてもいいのではないかと思う。

終盤、テロップで「ひきこもりの人の中には統合失調症など精神疾患が背景にありながら診断されていない人も多い」と出て、まさに私のことだ、と思った。
この精神疾患は偏見が凄まじいために、家族すら病院へ行くことを嫌がる。私のように、大学へ通えなくなった、家から出られなくなった、といったような症状から始まったタイプの統合失調症患者は、きっとそれがあまりに「統合失調症らしくない」ために、病院でもうつ病などと誤診され、適切な医療を受けられずに病気をこじらせてしまった人が多いと思う。

ハートネットTV「ひきこもり新時代 わたしたちの文学」

最初は、どの登場人物も「言ってることが幼いな、幼稚だな」と思っていた。でも、いろいろ聞いていて「あぁ、成長するための社会経験を積めなかったんだ」と分かった。義務教育の学校に行かないと、こうなるのか、と。
私も小学生の頃から不登校気味なところがあって、中学校の遅刻・早退・欠席の日数が3年間で75日を超えていた。中学3年の3学期は保健室登校をしていた。だから、一歩間違ったら、この人たちのようになっていたのだ、と思うと、怖かった。

母親が保健師の、「銀の匙」と言っていた男性が、とても気になった。母親が医療職でありながら、精神医療に理解が無く、精神科通院をさせてもらえなかった、という話だ。まったくうちと同じで、悲しくなった。
まぁうちは、20代の頃に私が自力で精神科クリニックへ通院したんだけど、そのあとは一時期寛解して、普通に生活していて、で、仕事を詰め込み過ぎて再発した。再発した時は完全に病識が無く、自力で精神科クリニックへ通うことは不可能だった。母は「この子は精神的におかしい、しかも鬱じゃない」とずっと思っていたそうだけど、母の偏見が強いのと、私が逆切れしたら怖いのとで、言い出せなかったらしい。
番組に出た男性は、そんな無理解な母親を持っていて、よくぞ社会に戻って来れたと思う。

でもまぁ言ったら悪いけど、バブルひきこもり男性は、甘えだと思うよ。社会の枠組みにハマりたくない、組織の歯車になりたくないから、引きこもってるって。なんなのそれって感じ。モラトリアムをこじらせすぎだよ。言ってることも、いちいち言い訳がましいし、屁理屈にしか聞こえない。

ハートネットTV「障害者雇用 もっと両思いを増やそう!Action3」

7/23に放送されたEテレ『ハートネットTV「障害者雇用 もっと両思いを増やそう!Action3」』を視聴した。

企業のほうが、雇った障害者を育てる意思があるのかどうか、という意見が出てきた事に、かなり驚きを隠せなかった。
私が知っている障害者雇用というのは、障害者を健常者の社員と変わらず、教育を施して一人前の社員に育てるようなものは殆ど無かったと思う。いわゆるOJTで「見て覚えろ」「先輩から盗め」「空気を読め」みたいな感じで、なんとなーく日々の業務で勝手に身に付けていくような感じのものしか印象に無かった。
これって要は、障害者雇用=非正規雇用に近いんだよね。私は1社だけ、正規雇用の経験があるんだけど、大きな会社だったこともあり、研修や教育制度は非常に充実していた。だから、その後に非正規雇用で働いた所は、研修とかまったくなく、いきなり実地でやらせるんだなぁと驚いたことがある。大学時代にやった塾講師のバイトですら、3日間の研修があり、県本部へ通った。
Eテレでよく出てくる、障害者雇用の職場は、多分研修とか無いだろうなーと、今振り返って、思った。

ストレスに対する免疫を付けるというか、対処法を身に付けておく、という話にも、共感した。
幸い、寛解中に働いていた所で、これといったストレスは、接客業の凄んでくる悪質な客とか以外、ほとんど無いのよね。デスクワークになってからは、人間関係にも結構恵まれたと思うし、仕事も楽しかったし、充実していて、もっともっと色んな仕事をしてみたい、と思っていた。
だから逆に、今の作業所に来て、人間関係のストレスというか、トラブルがあまりにも多すぎて、面食らっている。ほんとレベルが低いな、と思う。狭い所だから、余計に感じるものがあって、嫌だよね。はぁ。

読者の投稿で気になったのは、うつ病の人。「自己評価が極端に低い人間にとっては、周りができていることをできませんと伝えることは、とてもつらく耐え難いこと」と投稿していたが、おいおいちょっと待てよと。それ単に「プライドが高いだけ」でしょ。ブログ村にも結構いる、自己評価が低いと自称し、「私なんか」「俺なんて」で他人の気を引いて、「そんなこと無いですよ」ってコメント沢山もらって承認欲求を満たしている人。なんかね~。
こんなことだから、うつ病は怠けとか言われるんだよ。私自身も、最初はうつ病と診断されて、父親に「怠けだ」「根性が足りん、弛んどる」って言われてたから、こういうこと言われたくないのは分かるけど、この投稿をした人は、ちょっと同情できないね。

五位野さんというADHDの方が登場していて、それを見ていたら、色々考えさせられた。この人、自己評価が低すぎるというより、理想が高すぎるんだろうなぁ。じゅうぶん仕事が出来ているのに、ああすれば良かった、こうすれば良かった、と反省している。そんなに悩み込まなくても良いのにねぇ。
まぁそれが障害特性だというなら、仕方が無いのかな、と思う。しかし、冒頭でも五位野さんが言っていたが、一度でも自信喪失体験があると、なかなか自分に自信が持てないのかもしれないなぁ。
と思っていたら、スタジオの男性が「この方はADHDの特性が良く出ていますね」みたいなことを言ったので、「え、そうなんだ!」と驚いた。ADHDって落ち着きがないとか、そういう症状?ばかりだと思っていたけど、アイデア豊富だったりもするんだね。全然知らなかった。いやぁ自分の無知が怖い。

ハートネットTV 『ひとりひとりに向き合って~写真家・大西暢夫が撮る精神科病棟』

録画していた、EテレのハートネットTV『ひとりひとりに向き合って~写真家・大西暢夫が撮る精神科病棟』を見た。
私は精神科病棟への入院経験や、病棟を持つ精神科病院への通院経験が無いため、精神科病院の病棟ってどういう所なのか、まったく見当も付かなかった。勝手な想像で、隔離室?保護室?のイメージが強く、独り言をつぶやいたり、壁に向かって叫んだり、壁に頭を打ち付けていたり、そういうような危険な患者が多いのかと思っていた。
しかし、番組では本当にごく普通、とは言い難いが、まぁ薬の影響で呂律が回らないのかな、とは思う程度の、言ってみれば、私がかつて利用していた地域活動支援センターに来ている人と大差無いような人たちが映っていて、かなり拍子抜けした。

最初、この写真家大西さんは、下衆な好奇心で精神科病棟に入院する患者を撮影しているのだと思っていた。私も、そういう下衆な好奇心でこの番組を見ようと思った。結局、人間は下衆なものが好きなんだな、って思った。ワイドショーで、芸能人の誰が離婚したとか不倫したとか、そういうのバカバカしいな、と思いつつも、見てしまう。そういう心理と一緒かな、と思った。

大西さんに撮ってもらった患者たちは、皆くだけた笑顔で、良い表情をしていた。大西さんの腕の力なんだと思う。こんなに表情豊かなのに、退院できないって、何なんだろうと思った。私と、この番組に出てきた患者さんたちと、何が違うのだろうか? 支援センターにだって、番組の患者さんたちと変わらない病状の人が結構来ている。ただ、親御さんは大変みたいだけど……。
中には、入院してから一度も自宅に帰ったことが無い、と言っている人もいて、この精神病は家族にも見捨てられるのか、と悲しくなった。うちは、理解はあるのか無いのか分からないけど、衣食住のことは気にしてくれるし、特に住居に関しては、親が死んだ後も住むところには困らないように配慮してくれている。それだけでも十分なのかな、と思う。

最後、大西さんに単独インタビュー的な流れがあって、18年の撮影人生で、亡くなられた患者さんもいる、としんみり話していた。私が支援センターと作業所を利用して5年で、知っている範囲だけで2人も亡くなっていることを考えると、そういう人がいてもおかしくないかな、と思う。

ハートネットTV 「障害者雇用 もっと両思いを増やそう!ACTION2」

番組を見ていて、精神障害者の雇用が進まない原因の1つに、障害者自身が健常者に対して、障害を理解してもらう努力を怠っているのではないか、ということが挙げられると思った。
例えば統合失調症を健常者の母に理解してもらうケースを考える。陽性症状の派手な症状は、言動という形に出てくるので、母も理解しやすい。反面、陰性症状は「怠けてるだけじゃないか?」と思われやすい。また、認知機能障害に関しては、母は恐らくまったく理解していなくて、「年のせい」とか思っているようだ。
そして、日によって、あるいは1日の中でも、体がだるくなったり、頭がぼんやりしたりすることがあることは、全然理解されていない。

以前、「頓服を飲んだからだるい、眠い」と言ったら、母に「なんで? 頓服効いてないの?」と驚かれたことがある。それを聞いて私は、「あぁ母は病気の事、全然理解していないんだな」と思った。
母は、統合失調症の薬について、単純に「妄想や幻覚を脳から取りはらって元気を出してくれる便利な薬」だと思っていたようだ。そんな便利な薬があったら、ノーベル賞もらってるわ。
まぁそんな感じなので、抗精神病薬は一種の鎮静剤のような効果があって、症状を抑え込んでいるだけだから、元気は出ないし、むしろ鎮静する方向に効く、とその時説明した。こういう現実を、もっと健常者というか、一般社会に広めていかなくてはならないと思う。
そうすれば、公共の乗り物に乗っている精神障害者が、薬の副作用でだるくて座りたいと思っていることも、たやすく理解されるだろうし、乗り物で精神障害者の料金が割り引かれることも、理解されるだろう。また、勤怠の悪い精神障害者がなぜ休みがちなのかも、理解が及ぶと思う。

そもそも、知的障害者に「なんでお前はこんな簡単な計算もできないんだ、障害に甘えているだろ! できるように努力しろ!」等と怒る職場、ありますかね? 腕が無い身体障害者に「なんでおまえは左手で字を書いているんだ、障害に甘えているだろ! 右手の義手で書けるように努力しろ!」等と怒る職場、ありますかね?
何故精神障害者だけが、その障害特性で健常者よりも劣っていることについて、怒られたり、注意されたり、健常者と同じようになるよう努力を求められたりしなければならないのか? 私は本当に意味が分からない。
障害者が健常者と同じように働けるなら、それはもう障害者手帳を返納すべきだし、障害年金も受け取るべきではない。障害者雇用をして、国から補助金を得ているなら、障害者は障害者として扱うのが筋なんじゃないの?

職場でも同じ。身体や知的は、その障害に応じて適切な配慮を受けているように見えるけど、精神だけは、不当な要求を突き付けられて、「これが出来ないなら雇わない」と言われているように見える。
私が最も憤っているのは、週5日フルタイムで働かないと、障害者雇用として認められない事だ。今のご時世、非正規雇用がどれだけいると思っているの? もう正社員・正規雇用にこだわる時代じゃないんだよ。障害者なら尚更、週3日1日5時間勤務でも障害者の助成金を出すような政策を、国が主導するべきだと思うね。

ハートネットTV 闇に埋もれた真実は(1)「私も不妊手術を受けさせられた」

6/12に放送された、『ハートネットTV 闇に埋もれた真実は(1)「私も不妊手術を受けさせられた」』を録画していたので、見た。

個人的には、まぁ絶対に反感を買うだろうけど、障害者は子供を作るべきではないと思っている。理由は遺伝云々もあるけど、まず自分の食事や入浴すら1人で出来ない障害者が、どうやって子供を育てるというのか? ヤルことだけは一人前にヤッて、ポンポン子供を産んで、育てるのはヘルパーさん任せ、にならないだろうか?
以前、ブログ村でも「病状が悪くなって育てられなくなったら、施設に預ければいい」と抜かしている人がいて驚愕したけど、そういう考えで安易に産んでもらっちゃ困るんだよ。子供が。

私の母は、障害者というほどではないが、ヒステリーと不整脈があり、何か気に入らないことがあると「きー!」と奇声を上げて心臓が止まり、呼吸も止まってひきつけを起こして倒れていた。私はそのたびに「私が悪いことをしたから、ママが倒れた」と思っていた。
ある程度大きくなって、母の発作の原因が近所付き合い等の人間関係にあることを知ると、自責の念は母への怒りに変わった。「こいつ、また自分の意見が通らないからといって倒れやがって」と思っていた。それでも、共依存だったんだろうなぁ。高校の時には、何かに使えるかも、と思って夏休み1週間を潰して、地域の消防署が出張して教えてくれる、救急救命講習を習い、なんか資格(資格証をうっかり洗濯してしまい、分からなくなった)を取った。その資格は、祖母が特養に入るまでの間、何度か使う機会があった。
そういう子供時代があったから、なんらかの障害を抱えている人は、安易に子供を作って欲しくない、と思う。

さて、この番組に目を移すが、この番組で取り上げられている人の問題点は、本人の同意を得ない手術であったことだろう。それはさすがに非人道的だと思う。反面、本人の同意が取れない障害の重さの人もいるだろうから、そこはどうなるのかなぁと思ったりもするんだよね。
重度寝たきりレベルの障害者でどうして不妊手術が必要なのかと言われたら、男性のほうは知らないけど、女性の場合は、毎月来るものがあるので、その介助が大変だと、重度障害者の弟がいるという知人から聞いたことがある。
あとは、地元で噂になるレベルの話だと、いわゆるヤリマンと呼ばれるような、明らかに知的障害のある女性が、ほいほい男性とヤッちゃって、ほいほい妊娠しているとかいう問題も、あると思う。私が中学生だった頃は、学校でシンナーやタバコを吸う生徒がいたり、窓ガラスが割られたり、みたいな荒れた時代だったので、普通に校門のところに使用済みの避妊具が落ちていたりもしたし、こういう場合、自衛のために特に障害がある女性は不妊手術をさせられたんじゃないかと思う。

ハートネットTV 闇に埋もれた真実は(2)「消された精神障害者」

6/6に放送された『ハートネットTV 闇に埋もれた真実は(2)「消された精神障害者」』を録画していたので、見た。

私宅監置の目的が、精神病者の治療や保護ではなく、治安維持であることが、本当に前時代的だな、と思った。精神病者監護法というのが、1900年に制定だそうだけど、今から100年以上も昔なら、明治時代だろうし、そういう差別的な法律があってもおかしくない、と思った。
今回何故、沖縄で私宅監置の施設・設備が現存していて、この番組で取り上げることになったのか、不思議だったが、そういえば沖縄は戦後アメリカに占領され、日本に返還されるまで、日本の法律が及ばなかったのだろうことが分かった。ある意味、タイムカプセルのような状態になっていたのだ。これは貴重な資料だから、放送に使われた写真や映像も、是非地域やNHKで保管しておてほしいと思ったら、家族会の方々が、保存する取り組みを始めているそうだ。
しかし、地域の反対もあるそうだ。言われてみれば、そうかもしれない。私も自宅の近くに朽ち果てた監置小屋があったら、不気味に思うし、不良や浮浪者のたまり場みたいになっても嫌だ。なかなか難しい話だ。
途中、沖縄のおじいさんが登場して、キッツイ沖縄弁で話すので、ちょっと何言ってるか分からない時があったのは、ご愛敬だね。

それにしても、私宅監置というのは本当に重いテーマで、ここ最近、自宅に監置小屋を作って精神疾患のある子供を監禁していた事件が、立て続けにあったと思う。多分NHKもそれを受けて、こういう番組を作ったんじゃないかと思うが、あの時も本当に酷い話だと思った。時代が違えば、私も監禁されていたのかもしれない、と思った。まぁ今の家では、監置小屋を作るスペースが無いから無理なんだけど。
しかし、実際問題、精神病者が暴れたり、自傷他害を起こした場合、どうするのが良いのか? 私の場合は、家を破壊しまくったことがあるけど、そこまでしても、親は警察に通報することも無く、また同時に救急車を呼ぶことも無く、ただ「やめてー、家が壊れるー」みたいなことを叫ぶだけだった。そこはやはり第三者を頼って、警察か救急車を呼ぶべきだったと、今でも思っている。
私の病状が激しかった時、親はそれを無視した。正確には「何馬鹿な事言ってるの!」と、まともに取り合おうとしなかった。それって一種のネグレクトじゃないの? 特に、唯一話せる母親は、今でもあの時の対応を正しかったと言うけど、まったく分かってないな、と思う。

ハートネットTV ゲーム障害

私も引きこもっていた時に、1日中何をしていたかと聞かれたら、PCにインストールしてプレイするタイプの、俗に言うカジュアルゲームというゲームをやっていた。海外サイトで年1万円くらいを払い、遊び放題のプランに加入していた。ゲームは、数時間でクリアできるものもあれば、数日かかるものもあった。だが、1週間以上かかるようなものは無かったと思う。土日を除いて毎日1作品はUPされ、それをひたすらプレイしていた。
こんな私だから、今回のハートネットTVの特集『ゲーム障害』は、非常に興味があった。

1日目。最初、私は「ゲームにハマって何が悪い」と思いながら見ていた。でも、1人目のあんどぅさんが、食事もまともに摂らずにゲームばかりしている映像を見て、自分もそんな感じだったけど、さすがにそれはマズいのでは?と思うようになった。
次のぺんぎんさんが、恋愛ゲームに依存して、何十万も課金しまくってるという話を聞いて、おいおいそれは明らかにダメだろう、と思った。この人の場合、いろんな意味で人生をこじらせている。ゲームに出てくる男性は完璧だから良いとか、私のことを嫌いにならないから良いとか。まさか、ぺんぎんさんはデジタルデータが自身を愛してくれるとでも思っているのだろうか? どこまでお子様なんだよ……。
ゲームは所詮ゲームでしかなく、コミュニケーションの対象にはならないと思う。これってもしかして古い考えなのだろうか?

とにかくガチャはホント駄目。キリがない。課金を始めたら、元を取ろうとどんどん課金する。と聞いている。私自身は、ピグライフというオンラインゲームをやっているけど、課金はしたことが無いし、今後もするつもりは無い。無課金でずっとやってるけど、無理にイベントをクリアしようとも思っていないので、イベントクリア率はすごく悪い。それでも、楽しめれば良いかな、って思いだけでプレイしている。
スマホを持っていない私は、ピグライフをプレイするのはPCだけなので、在宅時でないとプレイできない。それもハマりすぎないストッパーの役割になっているのだと思う。

2日目はTwitterと連動型での放送だった。冒頭で、「ゲームがあったから死なずに済んだ」的なツイートがあったと放送された。それは本当にそうだと思う。私も、引きこもっていた時にゲームが無かったら、死んでいたかもしれない。毎日毎日、ゲームをしながら、「これでいいんだ」という思いと、「いやダメだ、こんな自分は死ぬべき」という思い、「こんな履歴書の空白期間を作っちゃって、今更就職なんか出来るわけない」という思い、いろんな思いが交錯していた。精神的に本当にギリギリだったと思う。

番組では、「未来語りのダイアローグ」という心理学的?手法が紹介されていた。1年後の自分を語るというものだった。これはゲーム依存症でなくても、普通の人にも良い手法じゃないかな、と思った。例えば自分なら、作業所の勤務時間を増やすとか、個別支援計画で話し合うんだけど、多分、そういったことをメンタルクリニックでやっているのだと思う。

でも悪いけど、江上さんは好きになれないわ。飲酒運転で自衛隊を首になったのだって、自業自得だし、社会復帰するための映像を見てても、若い女性にはデレデレしながら饒舌に喋ってるのに、おっさんには仏頂面で何も話さない。態度が露骨でしょ。嫌われるよ、こういう人。

ハートネットTV 精神障害者と働く 第2回「共に働くことは”強み”になる」

精神障害者、知的障害者を何人も雇っている工場の取り組みを、精神障害者の就労を支援している方が話をまとめていたが、仕事上のミスが起きた時、障害者に責任があると考えるのではなく、職場の仕組みに問題があるからだと考えるのは、とても勇気のいることだと思った。普通の企業だったら、個人の職務で発生したミスは、個人の責任になる。大きなミスなら解雇もありえるだろう。でも、この工場ではそう考えなかった。今時、なんでもかんでも労働者の責任にする企業が多いけど、こういう企業は成長するんじゃないかと思う。
もう1つ、障害者が苦手な所を探すのではなく、反対に得意な所を探して、それに合った仕事をやらせる、と言う話だったが、これは民間企業ではどこでもやっていることだろうに、何故障害者になると「あなたは何が出来ないんですか?」となってしまうのだろう? 不思議だ。

そのあと、障害者などの団体に投資している人が紹介された。これは少し興味があった。私は放送大学でいわゆる産業工学っぽいことを学んだので、障害者が起業したり、あるいは雇われたりして、どこまで自立できる収入を得られるか、とても気になるし、またNPO法人のような団体で、障害者がどれくらい収益を上げられる事業ができるのか、といったことにも興味がある。
このおじさんが「ダイバーシティ(多様性)」という言葉を引用していた。この単語は、民間企業でもやたらと使われている単語のように思う。特に最近言われるのは、LGBTへの理解をすることが組織の多様性に繋がる、ということで、同性のカップルにも配偶者手当を出したりする企業が、よく新聞に載っている。
LGBTへの理解でも言われることだが、障害者雇用も、理解を深めて対応を増やしていくことが、きれいごとではなく、儲けに繋がるのだ、という認識が、もっと増えればいいなぁ、というのが、このおじさんの主張であったと思うが、私もまったく同感で、障害者が働きやすい職場というのは、どんな人、健常者や高齢者であっても働きやすい職場になると思うのだ。

後半、鹿児島にある就労継続支援A型事業所の話が出てきた。なんと、出版業を営んでいるらしい。出版不況なのに大丈夫なのか?と思ったが、主にメンタル関係の書籍を出版しているようだった。これはなかなか面白いと思った。
精神障害者に出来る仕事は単純作業しか無いように思われがちだが、出版といったクリエイティブな仕事も出来るんだぞ、と言わんばかりの利用者たちは、とても輝いて見えた。
しかし彼らも、このA型事業所に来るまでは、色々苦悩の日々を送ったようだ。社会から隔絶されている感じ。社会の役に立っていない感じ。それは私も日々思う。たった週1日の作業所勤務で、何になると言うのだろう? それでも、いつか社会復帰できるかもしれない、と思って、なんとか頑張っている。
アナウンサーが「働くことは生き甲斐や自尊心に繋がる」と言っていたが、まったくその通りだと思う。誰だって、「お前は何の役にも立たない、誰の役にも立っていない」と言われたら、絶望するだろう。働くことで、少しでも社会の一員になれたのだ、と感じるだけでも、寂寥感からは逃れられるのではないかと思う。

ハートネットTV 精神障害者と働く 第1回「働き続けるために」

今年の4/1から障害者の法定雇用率が2.2%に上がり、今まで採用が及ばなかった精神障害者の雇用が注目を浴びているらしい。しかし、精神障害者特有の問題で、1年後職場定着率は、他の身体・知的障害者よりもかなり低く、それが精神障害者本人や、採用する企業の二の足を踏む事態になっているようだ。
特に精神障害者本人の問題として、「相談力」が挙げられる、と就労支援をする人が言っていた。なるほど確かに、私も今回の作業所の問題で、愚痴ばかり言っていて、「前向きな相談」はしてこなかった、と少し反省した。元来の性格もあるが、問題を、自分1人で抱え込む傾向はあるように感じた。

番組では、実際に何年も企業で働き続けている当事者の方が登場していた。林さんはなんと10年も働き続けているらしい。これは凄いことだと思った。
林さんは、ご本人も職場に馴染めるよう、仕事に馴染めるよう、ご自分で工夫をされていて、なんかやっぱりそういう努力が無いと、なかなか長くは勤まらないんだろうなぁと思った。
就労移行支援事業所、というのは、聞いたことはあったが、実際に利用したことは無く、自分にも必要なのだろうか?と思ってしまった。多分、私はもう、B型作業所より上の段階には行けないと思う。それを思うと悔しくてたまらないから、あまり考えないようにしているが。

もう1人のPさんが言っていた「過集中」は私にもあるかなぁと思った。もともと、勉強や何かでも自分追い込むことが好きというか、自然にそうなっちゃうタイプで、今の作業所で言えば、絵を描く仕事なんかも、時間を忘れてやっていることがあるし、絵画教室なんかは本当に「過集中」と言う表現がぴったりくるのではないかと思うほど、没頭することがある。
もちろんそれは悪い意味では無くて、それほどまでにのめり込めるほど好きなことがある、という意味でもあるんだけど、それが毎日だったら、体が持たないよね、とも思う。

今度は企業側からの取り組みが紹介されていた。タスク表の利用や、日報を付けてもらうなど、色々会社のほうも試行錯誤をしているんだなぁと思った。ここの企業は従業員が600人以上と、比較的大規模な企業なので、そこまでの余裕があるのだろう。しかし、日本の企業は中小企業が圧倒的に多いので、そういった中小企業でどこまでこのような配慮ができるのか、なかなか難しいのではないかと思った。
個人的には、特例子会社のことをもう少し紹介して欲しかったのだが、精神障害者は特例子会社よりも、この番組で紹介されたような、普通の企業の一社員として働ける、戦力になる、と思われているのだろうか? 実際問題、勤怠の悪さをクリアすれば、知能も悪くないし、腕や脚が無いわけでもない精神障害者は、十分企業の戦力になりうると思うのだが、現実は、その勤怠の悪さを嫌われるのだよなぁ。私だって、今は週1日しか働けないし。
週1日しか働けない人を雇いたい企業なんか、無いよなぁ。