医師に対する敬称

医師に対する敬称って色々あると思うんだよね。一番多いのは「先生」だろうか。次が「お医者さん」とか? 「お医者様」って今どき言う人いるのかな? 公共の場で病人・怪我人が出て、「どなたかお医者様はいらっしゃいませんかー?」みたいな場面は想定できるけど、実際に通ってる病院の主治医などに対して「お医者様は~」なんてのは、あまり聞かないかな。

私は、主治医との会話の中で「一般的な医者」の意味で「医者」と言いたい場合、単に「医者」を使うことが多い(ほとんどの医者はそう言いますけど、みたいな使い方)んだけど、これを気に入らない医師がいる、という意見を先日初めてネットで見かけて、すごくビックリした。
「お医者さん」もしくは「お医者様」と言ってもらいたいらしい。ちょっとプライド高すぎない?

そしてここからが本題なのだが。
YouTubeやSNSで医師アカウントにコメントする場合、問答無用で「先生」を付けないといけない雰囲気になっているのが、どうにも耐えられないのだ。
ネット越しの医師は、確かに医師であり周囲からは「先生」と呼ばれているかもしれないけど、私にとっては赤の他人なわけだ。面識も無いし、診察してもらったことも無い。
「医療情報を提供して知識を教えてもらっているのだから、先生と呼ぶべきだ」とも考えたことがあるけど、その理屈で行くと、解説系・授業系・学習系YouTuberは全員「先生」という敬称を付けなくてはならなくなる。

仮に、医師アカウントに「先生」と付けず「さん」でコメントを付けたら、浮くだろうな~。
というわけで、「さん」ではなく無難に「先生」でコメントを付けているけど、大した敬意も無いのに「先生」と付けていることに精神が耐えられなくなってきた。
なので、医師アカウントにはもうコメントは付けないと思う。

4件のコメント

  1. 医師に対する敬称ということで、ご存じかも知れませんが、先生宛の手紙は「御侍史」で送るのが病院では常識です。医療業界独特のものだと思います。医師に対する尊敬が今も脈々と受け継がれているみたいですね。

    1. 病院の紹介状に「御侍史」と書いてあって、最初は何かと思いました。今も別件で紹介状をいただいているので、目の前に置いてありますが、確かに「先生」の下に「御侍史」と書いてあります。やっぱりこれ敬称だったんですね。
      医療業界はしきたりとか上下関係とか凄そうです。学閥があるとも聞きますし。

  2. 学閥あると思います。今でこそ国立大学は軒並み医学部を持つようになりましたが、地方では旧医専出身の先生が派閥をきかせているように感じます。

    1. 学閥ありますよね!私の今の主治医も、前の主治医と同じ大学の先輩だそうで、聞いたら研修医で入った病院では、ほぼ皆同じ大学出身者だとか。すごい世界だな~と思いました。
      旧医専というのは初耳です。そんなのあるんですね。いや~なんかますます医療の世界って特殊だなと思いました。

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