恒例の月末作業所通所日だった。
寝起きは悪くなかったのだが、1階に下りたら母がW杯コスタリカ戦のことをボロクソに言っていて、「ちょっとは言葉を選べよ」というくらい口汚く罵っていたので、テンションがダダ下がりしただけでなく、とても不愉快な気分になってしまった。
加えて、急に寒くなったせいか、鬱々としてしまい、作業所へ行くのが嫌になってしまった。
とはいえ、月1日しか行かない作業所を休むとか、あまりにも情けないので、頑張って行ってきた。

作業所では、いつも高齢の男性がやたら話しかけてくるから、なんだろうか、と思っていたら、どうもその方、職員らしい。てっきり利用者だと思っていた。驚き。
そして今日も昼食後、みんなの輪に入ることも無く、スマホで漫画を読んでいたら、その男性が空気を読まず話しかけてきた。
こっちは漫画を読みたいのだが……と思ったのに、だらだらと話を続けるので、内心ウザいな～と思いつつ言えない小心者。貴重なお昼休憩の15分を無駄話に取られた。

そこで、その男性が「あの方は〇〇さん、あちらは××さん」と勝手に利用者さん紹介をしてくれたんだけど、正直言って、私は何か趣味などの接点が無いと顔と名前が覚えられないので、記号のように紹介されても無理だなーと思って、思わず「人に興味が無いので覚えられません」と言ってしまった。
言った瞬間、「言ったらダメなセリフだった」と思ったけど、その男性も一瞬で気分を悪くされたのが分かって、後の祭りだった。

でもさぁ。実際問題、そうじゃない？　「あの人は統合失調症、あちらは双極性障害」とか言われたら、一発で覚えられると思う。でも、人物を特定できない距離から指さして「あの方は」とか言われても、顔も分からないし無理。
警察官じゃあるまいし、人の顔と名前を一瞬で覚えろとか、何のテストなのか。そんなことをするために、ここの作業所を利用しているのではないのだが。

まぁそれでちょっとイラついてしまったけど、そのあとの面談では先月の通所日をチェックし、来月の利用予定日を申告して、無事に済んで良かった。