こころの元気+ 2023年4月号感想

4月号の特集は「働くことのハテナ」ということで、どんな感じなのかと思っていたが、どうも対象が「障害者雇用や一般雇用」で働く人のようで、作業所通所は働くことには入っていないようだった。
そういう意味では、私が最後に働いたのは20年近くも前だし、更にその時は病識が無くて健常者として働いていたから、全然参考にならなかった。

と、それだけではアレなので、無理やり感想を書いてみるが、「就職はゴールか?」というコーナーでは、働く目的が話題になっていた。
そんなの誰だってお金に決まっているんだけど、その先には多分ほとんどの人に「幸福」があると思う。雑誌にも同じことが書かれてあった。
お金は、別の何かを手に入れる手段に過ぎない。その「別の何か」は個人個人で違っていて、ブランドもののバッグの人もいれば、明治のチョコレートの人もいるだろう。映画を見るとか旅行へ行くといった、形ではないものを手に入れたい、という人もいる。
ここは価値観の違いで、意見が分かれてモメる元なので、これ以上は書かないけど、とにかく最終的には、幸福になりたいから働くんじゃないかな、というのが私の持論です。

だから、私にとって働くことはゴールではなく手段で、またこれも価値観が分かれるけど、どの手段で働くか、という問題も非常に難しいと思う。
私は正直言って、正社員にはこだわっていないし、なんなら希望しないくらいだ。正社員の働き方ができないから諦めた、とも言える。
一方、今の作業所は逆に利用時間が少なすぎて物足りないので、週3~4日・1日5時間みたいなシフトがあれば最高なんだけど、まぁそんな都合の良い職場は無いので、今のところは割り切っている。
ただ、仕事・作業の内容にはこだわっている。最初の作業所を利用した時から、「PCを使う仕事がしたい」というポリシーは一貫してブレていない。万が一、障害者として働けるようになったとしても、そういう仕事しかしたくない。他の仕事には適性が無いから、とも言う。

「身体・脳・こころを整える」では、科学や医学の進歩って凄い!と思った。精神疾患と身体疾患を同時に伴いやすいゲノム情報関連疾患というのがあるそうだ。
これを調べれば、自分が精神疾患を発症する可能性が高いのか、身体疾患を併発する可能性が高いのか、といったことも分かるようになるのだろう。
ただ、こういう時にほとんどの医師や研究者は「精神疾患は遺伝ではない」と主張する。本当かな? 親子で精神疾患とか、ネットでも結構見かけるけど、レアケースだから記憶に残りやすいだけかな?

「私の打ち手」は結構参考になった。料理をしたくない日はサボるのもアリだと思う。外食は予算的に、「手抜きしたいから」という理由では無理だけど。
私が昨年末から続けている筋トレやストレッチも、外出して疲れているときはやっていない。そこらへんはフレキシブルにやっている。やっぱり全部完璧は無理ですよ。

人との距離感、これは非常に難しいお題だなぁ。
私も投稿者と同様、これから先もずっと1人で生きていかなければならないと思う。弟は微妙な距離に住んでいるうえ、男兄弟だから女姉妹のような距離感では付き合うことができない。親戚は100%県外の西日本に住んでいて、なにかあった時に駆けつけてもらうんでも、最低半日はかかる。
だからこそ、「遠くの親戚より近くの友達」ということなんだが、その友達すら作れない私はどうしたらいいんだろうなぁと、少し途方に暮れた。
福祉関係者からは、「頼っていいんだよ」とは言われているけど、実際に頼ろうとしたら電話が繋がらなかったし、そのセリフを言った本人は仕事を引退しちゃうし、マジで何を信じて良いのか分からない。

「おこまりですか?」は、これなぁ~って感じです。一度でも「仕事を辞めたい!」と思ったらもうダメなんだよね。いくらそのあと思い直す機会があったとしても、最終的には辞めることになる。その「辞めたい」という勘みたいなものは結構当たると思う。
他人に相談できるくらいなら、辞めてない。相談できないから自分で自分を追い込んで、周囲の気遣いも分からず、突っ走ってしまう。
でも、それでいいと思う。私は仕事をしたいとは思っているけど、パワハラやイジメを受けて病気を再発させるくらいなら、辞めてしまってもいいと思っている。まぁそれが最初のB型作業所のことなんだけど。

最後に、3月から始まったエクササイズ動画「ココ・カラEトレ!」という動画が良かったので、ご紹介します。

筋トレとストレッチは普段からやっているんだけど、有酸素運動がどうしてもできず、どうやったら取り入れられるのかな、とひそかに悩んでいたので、これはとても助かった。
やってみたら結構息が上がる。テンポも速いので、ついて行けるようになるまで、鈍くさい私はちょっと時間がかかった。

5件のコメント

  1. こんにちは!
    働き方は少し余裕があるくらいがちょうどいいですね。
    障害者雇用の正社員として働いてた時期がありますが、能力を限界まで使って働くとどうしても無理してしまいます。
    障害者雇用も作業所も段々と働き方が増えてきてありがたいですね。
    おいらは今のA型作業所を何回か辞めたいと思ってしまいましたが、いずれは辞めてしまうかもです。
    身体が動く限り働き続けたいとは思ってますが。

    1. いつもコメントありがとうございます。

      障害者就労の大先輩である、ますじさんのご意見、いつもとても参考になります。
      やっぱり「少し余裕がある」というところがポイントなんですね。私の場合、作業・仕事そのものより、通所・通勤で体力を削られるタイプなので、今の作業所は在宅利用だから、だいぶ楽です。

      障害者雇用の働き方もいろいろあるとのことで、そのうち私みたいな人間でも障害者雇用してもらえる所が出てこないかな、と生温いことを考えたりしました。

      ますじさんのA型、辞めたいって結構書かれてましたよね。そこまで思い詰めるからには、それなりの理由があると思うので、誰もますじさんのことは責められないと思います。
      我慢しすぎて病気を再発させるのが一番避けるべきことなので、ご自分を大事にしてほしいです。

      私も可能な限り、作業所などで社会と繋がっていたいですね。金銭面もそうですが、精神的にも、日中なにかやることがあるほうが健康な感じがします。
      ますじさんは体力には自信がおありと伺った気がするので、働かないのはもったいないと思いますね。清掃の仕事とか、どうなりました? A型を辞められても、ますじさんなら次がすぐ見つかりそうですよね。

  2. erikoさん、コメント失礼します。
    私も非常勤から常勤になることで責任や勤務時間が増えることで、
    負担が増えて体調を崩してしまうことに不安があります。
    今の職場に5年勤めていますが、非常勤のままでいいです。
    常勤で勤務できるとなれば、障害年金の方がもらえなくなり、
    負担が増えることしかありません。
    最近、私もPCでリモートワークできるようにと、
    色々と勉強しています。
    最近話題のChatGPTやBingなども面白いですよね^^

    1. たけっちゃんさん、初めまして。コメントありがとうございます。

      非常勤をされてるんですね。やっぱり常勤やフルタイムはハードル高いですよね……。5年安定して勤められているなら、無理して体調を崩すほうが怖いです。
      障害年金の問題もありますね~。月収20万とか超えたら、もう貰えなさそうですよね。

      PCのリモートワークは、できるなら本当に楽なのでお勧めです。うちの地域だと、知らないうちにIT系の作業所がいくつか増えていました。新しい技術にも興味があるので、ちょっと見学に行ってみたい気もしますが、今の条件が良い所を捨ててまで……という気もして、迷ってます。

      ChatGPTは、ただ利用するだけなら誰でもできるのですが、API取得となると結構な月額料金を取られるので、私はそこまでやってません……。
      こういうサービスにも障害者割引無いのかなーとか、厚かましいことを考えたりします^^;

    2. たけっちゃんさん、ごめんなさい。初めてではなかったんですね。
      約3年前にコメントいただいてました。忘れていてすみませんでした。

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