ハートネットTV LIVE相談室 チエノバ「障害者雇用 働く現場でのお悩み」

3/7、Eテレで『ハートネットTV LIVE相談室 チエノバ「障害者雇用 働く現場でのお悩み」』をやっていたので、録画を見た。
LIVEということで、Twitterと連動した生放送だったんだけど、私は生放送あまり好きじゃ無いので、録画にした。

障害者の労働相談などを受けている久保さんが、障害者雇用のことを「障害者は雇用契約の当事者だ」と言い切ったのが、とても印象深かった。要は、障害者といえども、それに甘えることなく、会社や上司に対して、して欲しい要求はしっかり伝え、また上司や先輩から要求されたことについては、出来る範囲で対応する姿勢や努力が求められているのではないかなぁ、ということだと思う。
例えば、発達障害の人は電話応対が苦手だとよく言われているけど、まったく触らない、というのは、ちょっとどうかと思う。電話に出て、話をあれこれすることは出来ないが、取り次ぐだけならなんとか出来ないだろうか? 勿論、「だったら電話に出なくても良いですよ」という職場もあるだろうけど、「出てもらわないと困る」という職場だったら、その職場は諦めるしか無いのではないか?

次に、自分が苦手としていることを上司に伝える際に、どうして良いか分からない、伝える努力をしても伝わらない、という問題。これはフリップの吹き出しの絵を見て、「こんなんじゃ上司もどうしていいか分からないよ」と思った。あれだと、自分の特性を自己紹介しただけで、「具体的にどうすればあなたは仕事がやりやすくなるのですか?」という上司の問いに答えていないことになる。
ここでも、相手に「しっかり伝える」ことが重要となるようだ。もうこれは基本なんだろうね。そして、特に精神障害者は、コミュニケーション能力があまり高くない人も多いので、そのあたりで躓いて、仕事が続かない人も多いのかもしれない。

上司に相談するようなときには、相談票といったものを作るといい、と言っていた。これは私も納得した。
どんなことで悩んでいるのか、まず細かく分類し、「よろず相談」にならないように、障害者のほうも気を付けないといけない、ということだ。よろず相談は、相談されたほうもどうやって答えを出して良いのか分からなくなるし、お互いのためにならない、という話だった。

2件のコメント

  1. こんばんは!
    おいらもその番組録画して観ました。
    いくつかの障害者雇用のケースが紹介されてましたが本当に人それぞれ対応が違ってきますよね。
    何かひな型のようなものが作れたら働きやすくなりそうなんですが。
    障害者雇用もまだまだこれから拡がり始めるところなんですかね。

    1. おお!これはますじさんも見てらっしゃるかな?と思っていました。

      そうなんですよね~障害によって対応が違いますね。身体・知的は障害者雇用の歴史が長いから、企業側にも結構ノウハウがあるようですけど、精神はノウハウがまだ無くて、どこも模索状態だと思うんですよ。国が精神科医を招いて話し合って、精神障害者雇用のためのひな型やチェックシートのようなものを作れないんですかねぇ? 期待し過ぎかな。

      中央省庁で障害者雇用を誤魔化していたことから、中央省庁でも追加の障害者雇用が始まりましたが、どこまでできるか?ですよね。これが達成できなかったら、民間企業もサーッと引いていきそうです。

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