今日はメンクリの通院日だった。久々の外出で、最初はメンクリまで歩いて行こうかと思ったが、相変わらず巻き爪が激痛なので、バスで行った。
待合室は結構混んでいて、1人1人に時間がかかっている様子。30分以上待って呼ばれた。
今日も診察用のメモを持って行ったが、メモには「やる気が無く、作業所と絵画教室を休んでいる」「家に引きこもりがち」「寝すぎ」「通院も止めたい」の4行と、トランコロンの残り錠数の1行しか書いていなかった。
まず「やる気が無い」の部分を話すと、主治医は少し驚いた風で、「いつから? 前回はそうでもなかった?」と聞かれたので、「前回はそんなでもなかったと思います」と答えた。その流れで、引きこもりがちや寝すぎなどを話した。通院を止めたいは華麗にスルーされた。
メモには書いていなかったけど、卵巣嚢腫の傷跡の通院で、行く前に母ともめた話をした。要は、外科医や看護師、受付の女性たちが、「この程度の傷でいちいち病院に来てるんじゃねーよ、ばーか」みたいなことを言うんだけど、テレパシーのように感じるというか、もしかして、自分が病院に行きたくないから、自分が行かない言い訳として考えた暴言が声になって聞こえているだけなのでは?と思います、みたいなことを話したら、主治医に「それ、統合失調症の症状で、考想化声っていうんだよ」と言われた……。思わず「Wikipediaかなんかで見たことあります……」と答えた。マジか? テレパシーと同じく、わりと起こる現象なんだけど、だとすると、今の薬物治療では全然鎮静というか、症状の除去が足りていないことになる。
そこで、「作業所へ行けないのも、職員に暴言を吐かれるテレパシーのような、自分の考えが声になっているような、良く分からない状態で、行くのがすごく気が重くなっちゃう面もあるんですけど」と言った。そして、「ロナセンは、総評としては悪くないんだけど、薄皮1枚鎮静が足りていないというか、決め手に欠けている気がするんですよね。リスパダールの0.5mLを頓服じゃなくて毎日飲むのはどうなんでしょうか?」と聞いてみた。
すると、「リスパダールも悪くないと思うけど、あれ太るからねぇ」と言って、おもむろに「シクレストってのがあるんだけどね」と言い出したので、「先生、それ飲んだことあります」と返した。主治医が驚いて「え、あったっけ?」と言うので、「舌下のやつですよね? 合わなかったんですよ」と返したら、カルテを遡っていってて、「あ、ホントだ」と呟いていた。そのほか、「インヴェガはどう?」と聞かれたけど、それも飲んだことがあって、ダメだった。主治医が「ジプレキサは」と言いかけたので、私は即答で「それは太るって支援センターでも有名だから絶対に嫌」と答えたら、「そうなんだよね……」と意気消沈。
思わず可哀相になってしまい、「先生も患者さん、たくさん抱えてらっしゃるし、1人1人の患者のことは忘れちゃいますよね」と言ってあげた。すると、うんうん唸って考えていた主治医が、「新しい薬は合わないのかもなー」と言う。要は、いわゆる非定型抗精神病薬というやつのことだと思う。それは私も感じていた。そこで主治医が出した決断は「セレネースってお薬があるんだけどね」だった。セレネース……。卵巣嚢腫の手術をした時に、多分点滴で入れられたのがセレネースだと思う。1日だったけど、特に何も異常は起きなかったと思う。
そんな感じで、今日から夕食後セレネース1.5mg、就寝前ロナセン12mgという組み合わせになった。夕食後に飲んでいたロナセンがそっくり削られて、セレネースに置き換わった形だ。どうなるか分からないが、主治医曰く、セレネースは効果のキレが良い薬な反面、古い薬なのでアカシジアが出る可能性がある、と言われたけど、既にアキネトンを飲んでるので大丈夫、と私が言った。
他には、眠かったら半分に割って飲んで、と言われた。それくらいかな。しばらくこれで様子を見よう。