「虎に翼」最終週を見た

NHKの朝ドラ「虎に翼」だが、最近朝の放送時間に見逃すことが増えたので、思い切って最終週だけ毎日録画した。高かったけどHDDレコーダー買ってて良かったわ。

それでまぁなんだろ、最終的には母娘の話になってたりして、自分の母親が寅子みたいな考え方をしてくれてたら、私も救われたのに、と思った。「人生に失敗した」と優未が言った時、母親の寅子が「失敗じゃない、そう思わせた私のせい」と切り返したシーン。
私が似たようなことを言ったとき、我が母は「そうだね、賢いerikoがそう言うなら、そうなんでしょう」と言った。耳を疑った。そこ肯定するところじゃないぞ? お前も一緒に反省するところだぞ? なんで他人事なんだよ……。

尊属殺人については、学校の授業で習ったことがある、というくらいの知識しか無く。まぁ法律全般がそうなんだけど。
実父に暴行されて子供を産まされていた女性というのも、話には聞いたことがあるので、実話なんだろう。ひどい話だ。それが、なんと私が生まれた年に廃止されるという、驚きの展開でビックリした。そんな最近なんだ、っていう。いや50年前は最近じゃないか。

親子2代の謎の美少女も、面白かった。母の業を背負って生きているのに、それを振り払う寅子。見事だった。
ていうか、美少女役の子がめっちゃ演技うまい。もらい泣きした。これは将来楽しみだぞ。今も楽しみだけど。名女優になるに違いない。

名女優といえば、余貴美子が出てたな。痴呆症(という言い方も今はもうダメなのか?)の老婆役を見事に演じていた。旧Twitterで、卵焼きを口からこぼすシーンが見事という意見が出ていて、私もまさにそこに目が行ってたから、みんな見るところは同じだなぁと思っていた。

ていうか、今は「女優」という言い方もダメらしいな。女性でも「俳優」と言わないとダメらしい。
もうここまでくると言葉狩りだよ。「父母」という言い方は性別で区別されてるから廃止して、両方「親」という言い方にしろ、と言われているかのようだ。男女平等も行き過ぎると息苦しい。

最終回、最初ちょっと意味が分からなくて、あれ寅子はもう死んでる設定だったんだね。しばらく話が進むまで気が付かなくて、「なんで寅子の写真ばっか映るんだろう?」と思ってた。遺影なら白黒にしてくれないと、あんな綺麗なカラーではただの記念写真にしか思えないよ……。私だけか?
こういう鈍いところがあるから、私、ドラマはあまり楽しめないんだよなぁ。ストーリーのヒントとか、裏設定とか、伏線とか、全然分からない。文系的な読解力が皆無。

まぁそんなでも今回の朝ドラは楽しめたほうかな。分かりやすかったし、女性の権利を守る、推進する、といった内容で、共感しやすかったせいもある。
事実婚を選んで夫婦別姓をしたあたりから、嫌悪感を示す人が出始めたのは旧Twitterでも感じていて、世の中って意外にまだまだ保守的なんだな、と思ったり。

次のシリーズは栄養士だそうで。橋本環奈は可愛いから、ちょっと興味あるな。栄養士って職業も面白そうだし。
なんかチラッとメイキング見たら、料理がたくさん出てきて、美味しそうだった(そこかよ)。

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