ココズレ2「ココがズレてる健常者2~障害者100人がモノ申す~」

統合失調症の茶ボーズさんの話がとても面白かった。街で独り言を言っている人を見かけたらどうするべき?という問題だが、放置していい、が正解だった。私もそう思う。他の統合失調症の参加者に聞いても、下手に話しかけられると、それが刺激になって感情的になる可能性があるから、そっとしておいて欲しい、と言っていた。これもまったく同感だ。
このことに対して、ゲストの芸人たちは、正直に「なんか危ない人だと思うから、怖くて声をかけられない」等と言っていて、これが世間一般の意識だろうなぁと思った。だって、患者の私ですら、そんな街中で独り言言っている人がいたら怖いもん。実際、メンクリで独り言を言ってる女性が隣に座ってきたら、本当に怖かったし。どう接していいのかも分からないし。これは偏見というより、本能的なもんだよね。危害を加えられるかもしれない、という。
精神障害者や知的障害者は、身体障害者と違って、「危ない」という感想を持たれることが多いと思う。知的障害者(児)は、今は養護学校へ行くのでも送迎バスがあるみたいで、滅多に知的障害児を見なくなったけど、つい20年くらい前までは、母親が送迎をしているのをよく見かけた。当時、うちの近所で知的障害児が母親を、建築現場の鉄パイプで殴って血だらけにしているのを見たことがあって、バス停で待っていた成人男性たちが、助けに入ったことがあった。そういう経験があると、知的障害者は怖い、と反射的に思ってしまう。

脳性まひなどの障害者の真似をしてもいいのか?という問題に対しては、これは重い問題だなぁと思った。私も一応、障害のある人の真似をしてはいけません、という教育を受けたほうなので、もし親の立場だったら、真似はしなかったと思う。
またうちの近所にも、脳性まひの2年上の先輩男性がいて、中学までは私たちと同じ普通学級に通っていたため、よく知っているんだけど、やっぱり誰も真似しなかったからねぇ。それどころか、いじめも無かったと思う。

障害をカミングアウトする問題も、なかなか難しいなと思った。
私個人は、支援センターや作業所でも病名まで教えている人はそんなに多くない。逆に、病名を知っている人もそんなに多くない。ただ、お互い精神疾患があるよね、くらいの認識でしかない。
さらに、絵画教室でも先生にはカミングアウトしていない。このことについては、メンクリの主治医は意外だったようだ。「教えてないので」と言ったら、「え、そうなの?」と驚いていた。支援センターや作業所でも、そのことを言うと皆一様に驚く。詳しく突っ込まれたことは無いが、多分「カミングアウトしていなくて、やっていけるの?」と言いたいのだと思う。
絵画教室に関しては、今のところカミングアウトしなくても十分にやっていけてる。カルチャーセンターのようなところではなく、個人の先生がやってる教室で、先生自身も絵画教室以外にパート勤めをやったりして、忙しいそうだから、急に休んだり、その振り替えを入れたり、というのは結構融通が利くようになっている。婦人科の手術の時も1か月休みをもらったし、ほかにどうしても体調が悪かった時は2か月休みをもらったと思う。
一番困るのは、美容院かな。「お仕事は何されてるんですか?」という質問が本当に苦痛で、先日パーマをかけてもらった所は、その質問をしてこなかったのでホッとしているんだけど、やっぱり会話がいつそういうのになるか、ビクビクしてしまう。

この番組は、前作パート1も見ているんだけど、今回のほうがこなれてきたというか、番組がまとまっているように感じた。特に序盤で統合失調症という精神障害を取り扱ってくれたのも大きい。24時間テレビもそうだが、障害者=知的・身体、しか扱わない世間一般のことを考えると、精神まで扱ってくれるのは、非常に嬉しい。

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