『統合失調症のひろば 特集:逃げていい』は買うな

日本評論社の『統合失調症のひろば 特集:逃げていい』を読了した。結論から言う。この本は買うな。あ、タイトルにも書いちゃってるか。こんなこと言いつつ、Amazonリンクは張っておく。

この本というか、このシリーズね。『統合失調症のひろば』自体がもうね、ダメだと思う。完全に統合失調症が食い物にされている。怪しい自立更生団体、宗教、左翼活動家みたいなのが食い込んでる。
今回の『逃げていい』に関しても、そう。長寿院という曹洞宗のお寺の住職が、「統合失調症なんて病気が本当にあるのか?」と言いながら、統合失調症患者を受け入れて、精神修養みたいなことをさせているらしいことが書かれている。精神修養なんかで統合失調症が治るんだったら、世の中の精神科医や製薬メーカーはこんなに苦労しません。それこそノーベル賞取れるわ。
お経を読んだり、滝に打たれたりして、精神修養を積んで治るんだったら、それはもう最初から統合失調症ではなかったんだと思う。

それから、ことぶき共同診療所のスタッフ?が投稿した記事は、統合失調症の患者の話では無く、ホームレス、失業者の話だった。なんでこんなのが掲載されているのか?

また、内科医なのに精神障害者の生活支援活動をしているという、乾達という医師も寄稿しているんだが、いったいどういうつもりなんだろうか? そんなに精神障害者の生活支援をしたいなら、内科医ではなく精神科医の修行をするべきじゃないか? そういうのがね、なんか偽善というか、胡散臭いものを感じるんですよ。精神障害者の生活支援って儲かるのかな? 良い人アピールじゃないのかな? って。
と思って読み進めてみたら、ただの大学時代の学生運動自慢だったw なんじゃこりゃw もうねー凄い老害。お呼びじゃないって感じ。ただの左翼ですよ。っていうか、この本全体が、もう左翼活動家の自慰。一部抜粋しますね。

安倍があれだけ嘘ついてさ、誰が見たって、安倍と菅と麻生が嘘言ってやらせてるっていう事実

……なんで統合失調症の患者に向けた雑誌で、政治談議してるの? 正直、気持ち悪いとすら思った。左翼的政治活動はよそでやれよ。統合失調症患者という社会的弱者にすり寄るなよ。

唯一、参考になりそうだったのが、精神科医・胡桃澤伸の『論考「逃げていい」』だった。これは、本誌の副題にも沿った内容で、精神科医自らが「逃げたい」と思うこともあるのだ、という話が書かれていて、人間誰しも同じなのだな、と思った。そして、精神疾患を専門にする医師ですら逃げ出すことがあるし、それを肯定もしているのだから、精神疾患の患者だって逃げて良いのだ、と思った。

また、もう1つ挙げるなら、ウェブライター・内山健太の『逃げていい』かな。文章量が少ないので、立ち読みできる書店があるなら立ち読みして欲しい。「この世の中の大体の問題は逃げると解決ができます」と書いてある。潔い。
しかし、現実問題、逃げることの出来る問題と、出来ない問題があって、例えば私は父の血を引いた娘である問題からは、逃げようがない。科学的な事実だからだ。行政的には、父の戸籍から「分籍」という手続きをして、籍を抜いているので、親子関係は無いんだけど、例えばそういうことを知らない身内や近所の人なんかには、「erikoちゃんは性格はお父さん似だね」みたいなことを言われると、言った人や父親をぶっ殺したくなるくらい腹が立つ。でも、事実なので何も出来なくて「はぁそうですね」と返すのが関の山なのだ。

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