緊急取調室 第2話

遅まきながら、『緊急取調室 第2話』を見た。
今回は、女流棋士2名が巻き起こす殺人事件だ。個人的には、将棋も囲碁もまったく分からないので、どうなることかと思って見始めた。

二十歳の女流棋士が席を立ってウロウロしたあたりで、「この人、怪しいなぁ」と思っていたんだけど、話が進むにつれて、中年の女流棋士が、二十歳の女流棋士を陥れるためにやったのではないか、という説が浮上してきた。なるほど、そうくるかー。
このドラマ、毎回思うんだけど、展開が上手すぎるよね。私がバカなだけかな? 最初、いかにも怪しい感じの人が出てきて、それを信じて見ていたら、簡単にひっくり返されて、えーって驚いているうちに、今度は全然関係ない人が出てきて、話をかっさらうという。あれ? パターン化されてる?
いやでも、その展開に騙されるのも、また面白いから不思議。肝心の取り調べに入る時に、円陣を組んで力無く「うぇ~い」ってやるのも気に入ってる。

取り調べは相変わらずの緊迫感にあふれてて、いいね~。現実の取り調べは、見たこと無いけど、もっと激しいのかもしれないが、このドラマの緊迫感は格別だ。
二十歳と中年、2人の女流棋士を迎えて、2人同時に取り調べるのは、本当にスリリングだった。途中ででんでんや小日向さんがメモ書きを渡していて、なんだろう、なんかの作戦かな?と思っていたら、「MPD」って書いてあった。後で調べたら「キントリ」の英語表記だった……。なんだよ~完全に私も騙されて動揺しちゃったよ~。
でも、あのやりとりをしたことによって、容疑者たちが一気に崩れて、ボロを出し始めたので、ありゃ凄いなと思った。

最後、偶然が重なって意図せず2人が協力した形で社長が死んでしまった、という結末だったのは、意外だった。これは予想もつかない。