『自分でできる「認知療法」入門』第18回まで読んだ

大野先生のサイト『ここトレ』にある、『自分でできる「認知療法」入門』を第18回まで読んだ。

11回から13回までの「反証」について書かれている部分は、とても考えさせられるものがあった。
というのも、私がコラムを実践する時、いつもこの「反証」をどうやって書くか、とても悩むからだ。とにかく出てこない。考え方の偏りが強いのだろう、自動思考と反対の考え方を出せと言われても、ほとんどの場合、思いつかない。あまりにも思いつかなくて、そのまま「特に無い」と書いてしまうこともある。

その次は、「感情をパーセントで表示する」という部分が気になった。これは主治医が「気分を文章で書くんじゃなくて、数値で書いて」と言っていたやつだ。今までにも、診察の時に何度か指導されていると思う。
この方法は、自分にはかなり合っているみたいで、感情を数値化することに対して何の抵抗も感じないし、難しいとも思わない。むしろ、文章よりも的確に表現できるなぁとすら思う。
コラムを全部やらなくても、これだけでも十分気持ちが落ち着く感じがする。

それにしても、「根拠」を書くのがとても難しい。事実だけって言われても、私の場合、妄想が入っている可能性も捨てきれないし、それが妄想だと指摘されても、受け入れられないから病気なのであって、そこらへんを追求されると、ぶっちゃけもう認知行動療法なんて何の役にも立たないんじゃないかと思ってしまう。

「適応的思考」も難しい。サイトの例を見ていると、あまりにも楽観的というか、世の中こんなに能天気な人ばかりなのかと、唖然としてしまう。もう少し自分を責めろよというか。太陽が明るいのは自分のせいだとか思わないのかね?

「問題解決のための工夫」もなぁ。やっぱり、あまりにも楽観的な記述で、私のように拗らせてる人にはちょっと足りないかなという感じ。うーん、これやってて病気が治るのかねぇ? っていうか、これ治すもんじゃないのかなあ?
まぁ私はうつ病じゃなくて双極性障害だし、統合失調症も抱えているし、元来の性格が頑固で偏屈だから、自分の考えを曲げるなんて、よほどのことが無い限り嫌なんだよね。
このままじゃ全然問題解決しないなぁ。だから、支援センターや前の作業所を辞めるはめになったんだけど。

参照サイト:認知行動療法活用サイト「こころのスキルアップ・トレーニング(ここトレ)」