NHK障害福祉賞 入賞作品

NHK障害福祉賞 入賞作品というページを見つけた。そもそもこんなコンテストが開催されていたこと自体、知らなかったのだが、とても興味を持ったので、読んでみた。

まず、最優秀賞を取った「目指せ、だるま!~私の躁鬱ひきこもり体験記~」(赤岩 真詠、25歳、東京都在住、双極性障害、第1部門)について。双極性障害ということで、共感できるかな?と軽い気持ちで読み始めたが、そんな気持ちは簡単に打ちのめされた。
双極I型ということで、躁状態が凄まじい。私は軽躁だからII型なんだけど(型の診断はされていないので自己判断)、その私から見ても「これは……」と思うくらいの激躁状態で、「I型ってこんな感じなのか」と戦慄した。

赤岩さんはプライドが高かったらしいんだけど、私もそうだから、なんかそこらへんはやたら共感してしまって、年齢が二回り近く違うのに、そんな若い子に共感してる場合じゃないだろう、と思った。恥ずかしい。
でも、彼女の凄いところは、私と違ってプライドを少し捨てることが出来た、ということだった。これは本当に難しかったと思う。しかし、その代わりに大きなものを手に入れたのだろう。これを読んで、私も邪魔なプライドは捨てよう、と思った。

それから、彼女は周囲の人に恵まれたことが、挙げられると思う。親、友達、医師、環境等々。
精神疾患は、一人では治せない病気だと思っている。医師等の医療従事者はもちろん、家族、友達、福祉関係者、その他関わる人達の協力と理解が無いと、回復できない。それらがうまく噛み合って、ここまでリカバリーできたのだと思う。正直言って、かなり羨ましい。

次に優秀(第1部門)の「幻聴ですよ、中村さん」(中村 満 大阪府)について。こちらの方は統合失調症ということで、また興味深く拝読した。
中村さんも、異様な感じで発症されていて、大勢の前で奇怪な行動をとる感じの症状では無かった私から見ると、「これはキツイ」と感じた。実際問題、私は精神病院に入院したことが無いので、入院経験のある人の話を聞くと、浮世離れしているというか、私は身体科の入院経験があるんだけど、それとは全然違うなーと感じる。

幻聴を見分ける技を編み出したのは、凄いと思った。私も、下の名前を呼ばれる幻聴が小学生の頃からあり、今の主治医には「もうその時からそうだったと言って良いでしょう」的な、オブラートにくるんでるけど、それって言ってるのと同じだよね?的な感じのことを言われていた。ずっと本当に友達や学校教師が名前を呼んでいるんだと思っていた。
結局、治療の甲斐があったのか、今はその幻聴は聞こえないんだけど、最後まで幻聴の見分け方は分からなかった。

最近色々くじけそうになるけど、こういう方々の闘病記録を読むと、諦めるのはまだ早いのかな、と思ったりする。
一方で、現状では自分のほうが予後が悪いように感じて、きっと社会復帰は無理なんだろうな、とも思う。難しいね。

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