メンクリの通院日 あっさりめの診察

2週間ぶりのメンクリの通院日だった。今回は話さなくてはならないほど酷い症状がほとんど無く、一応手書きのメモも持って行ったが、それも主にトランコロンの残薬の個数が伝えたかっただけだった。
メモには、「睡眠サイクルが乱れている」と書いていた。出かける前日は深夜1時2時まで寝付けなかったり、早くに寝付けても数時間おきに目が覚めてしまうなど、睡眠障害があることを話した。しかし、主治医は何の対処もしてくれなかった。まぁ夜中に起きて、夢遊病のように歩き回ったりするのだったら、主治医も考えただろうけど、私の場合、中途覚醒してもわりとすんなり二度寝できているので、あまり問題無いのかも。つらいには、つらいけど。
あとは、階段での異常現象が相変わらずあることは伝えた。しかし、こちらも主治医は話を聞くだけで、これといった対処はしてくれなかった。なんだかなぁ。まぁ診察で主治医から「調子はいかがでしたか?」と聞かれて、こちらが話し始める時に、「今回はそんなに話すこと無いんですよねー」と言ってしまったからな。

主治医からは、「作業所には行けてるの?」と聞かれた。今回は1回しか行けてなかったけど、しかもその1回も遅刻しちゃったけど、勤務は普通に出来ている、と答えた。
あとは「絵は、やってるの?」とも聞かれた。それも「午前中、行ってきました。ちゃんとやってますよ~」と答えた。そして、著作権の話をした。すると、主治医は「じゃあ、著作権が切れた絵をお手本にしたらいいんじゃない?」と言ってきた。面白いことを言う人だなぁと思った。なるほどなんだけど、私がやってるのは水彩画なんだよなぁ。著作権が切れるほど昔の絵って、ほとんど油絵か日本画だろう、多分。何十年も前の水彩画って、あまり聞かない。

こんな感じで診察が終わり、「では次回の診察は」と主治医が言いかけたところで、私がハッと気が付いた。トランコロンの残薬があることを伝え忘れていること。慌てて「先生、トランコロンが!」と言って、残薬が38錠あることを伝えた。主治医はすぐに修正してくれた。間に合った。
そんな感じで、今日の診察は短くて、7分くらいだった。メモが多い時は15~20分くらいかかるので、かなり短いほうだと思う。でも、伝えたいことも特に無かったし、満足のいく診察だった。

薬局へ行くと、また患者が3人くらいしかいなくて、がらーんとしていた。この門前薬局、数回前くらいから患者が激減しているんだけど、何故だろうか? 薬局の経営者が変わり、以前は殺風景だった調剤薬局店内に、黒豆麦茶だの栄養ドリンク剤だの、いわゆる健康食品らしきものを大量に陳列しだして、挙句の果てには、調剤されたお薬の情報コピーみたいな書類と一緒に、栄養ドリンク剤のチラシを紛れ込ませたりして、物凄い儲け主義みたいな感じに変わっちゃったんだよね。
でもそれはもう半年以上前からそうだから、ここ最近で急に、っていう話じゃないと思う。唯一思い当たるとすれば、前回だったか前々回だったか、うちのメンクリの患者さんで、不規則動作や大きな独り言を言う人がいて、それが薬局内でもやっていたから、それを知った他科の患者さんが避けているのかもしれない。私も怖いと思ったし。精神科に馴染みのない人なら、尚更怖く感じると思う。
でも、帰宅してそれを母に言ったら、「暑いからみんな午前中に診察受けてるんじゃないの?」だって。まぁそうかもしれない。あとは、午後の診察でも、もっと遅い時間帯とか。うーん、どうだろうか?