バリバラ「最北端の作業所」

今回のバリバラは、作業所がテーマということで、つい先日、作業所絡みで一悶着あった私としては、見ないとダメだろうと思って見た。
北海道の最北端の作業所ということで、本州在住なら滅多に見ない、ホタテの殻を使った仕事をされていて、地域によっていろいろな仕事があるもんだなぁと感心した。しかし、工賃はうちより安い160円で、なかなか難しいな、とも思った。
そこの作業所では、以前にも工賃UPのため色々試行錯誤をしたようだったが、上手くいかなくて今に至るようだった。うちの作業所も色々あって、実は4月から喫茶店でランチを提供するのを止める、と決まったらしい。つまり、飲み物しか提供しない、ということだ。ただでさえ客が少ない、というか、2階の支援センター利用者か、作業所の利用者くらいしか客が来ないのに、ランチまで止めたら、工賃がだだ下がりじゃないか?と思うんだけど。本当にどうなっているのだろう? 先行きが不安だよ。

まぁそれで、スタジオに戻って、作業所は一時期は工賃UPするために躍起になっていたところもあるが、今はそういうことよりも、利用者の居場所づくりだったり、相談場所の提供だったり、仲間作りだったりすることが大事なのではないか、という話だった。私は、個人的には「それはどうなのかな?」と思う。
障害に関する相談や仲間作りは、地域活動支援センターでやるべきじゃないのかな? スタジオの玉木さんは、支援センターの存在を知らないのだろうか? そんなことは無いと思うんだが。私はやはり作業所は労働の場であって、仲良しごっこをする場ではない、と思う。勿論、わざわざ喧嘩をするつもりは無いし、職場の雰囲気を壊してまで個人主義を貫きたいとも思わないけど、先日の妬んでくる先輩じゃないけど、他人との距離感が全然掴めない人がいたり、子供じみたイジメをする人がいたりすると、あまり自分のことをペラペラしゃべる気にはなれないね。作業所では「そんなことまで喋っちゃうの?」という人が多いからさ。例えば、婦人科の検査でどういうことをされたとか。普通、男性がいる場では話さないよ。恥ずかしくて話せない。でも、長年一般社会から隔絶されていると、常識のタガが外れちゃってるんだろうね。話すんだよなぁ……。

閑話休題。かといって、カネカネと金儲けに躍起になっている作業所も、ちょっと怖いよね。特にB型は、あくまでも「福祉サービス」の利用というかたちになっているから、先日見学に行った作業所みたいに、連帯責任で利用者を脅したりするのは、ちょっと違うと思う。
まぁホント、作業所は難しいよ。