2週間ぶりのメンクリの通院日だった。待合室には患者が数名居たが、5分も経たないうちに呼ばれた。
いつも通り「調子はどうでしたか?」と聞かれたので、まず「作業所には行けていない」と答えた。「検便だけは持って行ったが、例の問題職員が居ることを考えたら、怖くて堪らなくて、逃げるように帰りました」と言うと、主治医はじっと話を聞いていた。
その流れで、またもや問題職員のことを愚痴ってしまった。支援センターの上司職員が間を取り持つような形で、話し合いの機会を持ってくれて、問題職員と一度話し合ったほうがいい、と言われたが、こちらはもう顔を見るのも嫌で、話し合いたくない、とか。でも、こういう人間関係の問題は、どこへ行ってもあるだろうし、別の支援センター、別の作業所へ移籍したからといっても、必ずしも問題が解決するわけじゃないだろう。行く先々で人間関係のトラブルを起こして、そのたびに転々と場所を変わるのは、それは違うんじゃないか、とも思う。みたいなことを話した。
すると、主治医から「どこでもいいんだけど、支援センターとか作業所とかに通うこと自体を辞める、というのは考えてる?」と聞かれたので、「いや、それは考えてないです。どこかには通ったほうがいいな、とは頭では思ってます」と答えたら、ウンウンと頷いていた。そして「どこか1か所でも、長く通えるところを作ったほうがいい。転々としないほうがいい」と言われた。
これは恐らく、継続的な人間関係を作ることもリハビリの1つなのだと思う。とは言っても、私は支援センターや作業所で、電話番号などの連絡手段を誰にも教えていないのだけどね。他の利用者から、「Aさんにメルアド教えたら、朝昼晩、長文メールを送ってきて困ったから、教えないほうが良いよ」みたいな感じで情報をもらうので、迂闊に教えないほうがいいだろうなーと思ってる。みたいなことも、今回主治医に言ったら、「まぁそうだね、トラブルの元にはなるね」と言われたので、やはり良くあることなのだろう。
私は、支援センターを、病気のことでもなんでも気軽に話せる人が居る所、という扱いにしていて、当事者とそういう話をしたかったら、直接支援センターへ足を運べばいい、と思っている。病気の話はネットでも出来るけど、それプラス地元の話やデリケートな話、直接顔を合わせないとできない話などもあるから、そういう話をするのに支援センターは重宝してきた。でも、今回こんなことになってしまって、本当に迷惑している。
みたいな話をしたら、主治医が「やっぱり問題職員を入れて話し合ったら? そのほうがいいと思うなぁ」と言われてしまった。うーん、気が進まない。問題職員の睨む顔が脳裏に焼き付いて離れないし、暴言を吐くテレパシーも止まらないし。
でも、前述したとおり、どこに行っても馬の合わない人はいるだろうから、こういう理由で支援センターを辞めるべきじゃないんだよね。うん、頭では分かっているんだが……。
あとは、「ペーパードライバー教習や漢検、放送大学の授業視聴など、あれこれやり始めている。軽躁な気がするが」と言いかけたら、主治医がニヤリと笑っていた。おいおい~そういう反応かよ~。そして「お金、使いすぎてない?」と聞かれたので、「これといって使いすぎている感じではないと思います」と答えた。実際、そんなに散財している印象は無い。
「教習って、今やらないとダメなこと?」と聞かれたので、「父が定年退職して、年齢も結構いってるので、もし病気とかあった時に、私も運転できておいたほうがいい、という家族の希望と、私自身の希望として、行きたい場所がある時、いつも母に送迎を頼んでいるので、自分1人でも行けるようになりたいのと、それで出来れば早く運転できるようになりたいんですが」と言ったら、「ご家族がご高齢なら、運転できたほうが確かに助かるね。でも、5月は止めておいたほうがいいんじゃないかな。支援センターの話もまとまってないし」などと言われた。言われてみて「おっしゃる通り」と思ったので、ペーパードライバー教習はもう少しあとにしようと思う。
その話を受けて、私が「じゃあ漢検とかも後回しのほうがいいですね。今は支援センターや作業所の話を優先させたほうがいいですね」と言ったら、主治医が「そうだね~」と言った。ホントその通りだと思った。自分一人であっぷあっぷしていた。問題がぐちゃっと塊になっていたのが、少しほぐれた。
それから、朝起きられないことを訴えた。夜は20時頃から眠くなり、なんとか22時23時過ぎまで起きて寝るが、今度は朝が起きられない。5時頃、尿意で目が覚めるが、その後二度寝して、8時に起きるのもつらいくらい眠気が強い。
「ちょっとロナセン多くないですか?」と聞いたら、「うーん、そうだな~」としばらく考えたのち、「寝る前のロナセン1錠、減らしてみましょうか」となった。今まで眠前に3錠、12mg飲んでいたが、それを8mgに減らすというわけだ。
自分で勝手に減薬しても良かったんだけど、問題職員のテレパシーがあるのに減らしたら、余計テレパシーが来ないかな、とかも思って、減らせなかった。主治医が減らして良い、と言うのだから、良いんだよね?
そんな感じで、今回も愚痴が多めになってしまったが、なんとか展望が見えてきた感じはした。まぁまだ問題職員を交えた話し合いをする気持ちにはなれないが。作業所だけでも続けようかな、とは思えるようになってきた。実際問題、支援センターには登録せず、作業所だけ来ている人は何名かいるしね。私もそうしようかな、って感じ。