作業所で勤務 久しぶりに絵付け

2週間ぶりに作業所で勤務してきた。
絶対に7時には起きれないと思っていたが、難なく起きれて、ビックリした。なんだろ、出かけなければいけない用事がある、という緊張感が良いのかな?

今日は土曜日ということで、バスのダイヤがどうなるのか気になっていたけど、本当に偶然にも、平日と土日がいつも乗る時間と同じになっていて、普通にいつも通りで行ける状態だった。良かった。
行きがけに駅前のパン屋でまたパンを買い、作業所行きのバス停で長椅子に座って待っていたら、男か女か分からない中高年の人が、物凄い距離を詰めて座ってきた。もちろん、全然知らない人だ。そして、「今日は寒いですねえ」と話しかけてきた。ここのバス停は、全然知らない人でも話しかけてくることがあるので、そんなもんかな、と思っていたけど、その人はトークが全然止まらず、「今年は暖冬だっていいますよねー」とか話しかけてくるので、イラっと来て、「申し訳ないけど、私、音楽聴いているので、話すの止めてもらえます?」と断ったら、「はい……」と一気に静かになった。はぁ。朝から本当になんなんだ。

作業所へ着いたら、職員が職員室にいないので、どうしようと思った。仕方が無いから、作業室を開けたら、施設長が居たので、「私の今日の仕事は何でしょうか?」と尋ねると、「絵付けをお願いします」と言われた。いやーなんかものすごい久しぶりな感じがする。もう秋も終わりそうだし、でも秋の絵柄で途中になっているのがあるので、それを終わらせないといけないし、って頭の中がフル回転した。
とりあえず、途中になっているものを終わらせて、新しいものは冬物っぽい感じをイメージして作ることにした。

その最中に、施設長から話があって、喫茶店で使う、とあるモノを作ってくれないか、という話だった。よくよく聞くと、業者に発注するとお金が発生するから、利用者や職員で作れないだろうか、という話になったらしい。
おい、ちょっと待て。私にやらせたらタダだから、利用してやろう、って話か? どう考えても、そういう風にしか聞こえないよなぁ。そこで私が「うーん、責任も重いし、そういうのはプロに任せたほうが良いんじゃないですか?」とけん制したら、他の利用者が「いやいや違います、利用者が手作りしたってところに価値があるんですよ。っていうことをこないだみんなで話し合ったんです」みたいなことを言う。おいおい、お前も洗脳されてるぞ!
そこで私が、「まぁ今はうちも結構忙しくて、家事をしなくちゃならないし、通院もあちこち行ってるし、作業時間が物理的に取れない、というのが大きいですよ」などと答えたら、施設長がピンと来たのか、「作る作業は、ここの作業室を使ってくれてもいいし、勤務時間を利用してもらって構わないから」と言ってきた。当たり前だろうよ。絵具は私の持ち出しで、作業時間まで自宅仕事でやってくれ、では、ただの奴隷です。
まぁこれもアイデアが出てこないことには始まらない仕事なので、何か出てきたら考えます、とだけ答えて保留にしておいた。

そのあとの仕事は順調だった。
休憩時間に、いつも気さくに話してくれる利用者Aさんが来て、「erikoさんのお母さん、こないだの家族会に来てなかったね。どうしたの?」と言われた。良く見てるな~と感心しつつ、「うんまぁ、倒れちゃってね」と答えて、少し話をした。「俺、料理作りに行ってあげようか?」と言うので、「うざいうざい! 来んな!w お母さん、余計に具合悪くなるw」とじゃれあってみた。

午後の仕事も順調だった。13時から14時半まで休憩なしでやったが、特に疲れることも無かった。と、その時は思った。
仕事が終わって、帰ろうとして、ロッカーから荷物を出す時になって、急に肩が凝ってることに気が付いた。めちゃくちゃ痛い。吐きそう。うわー気を張ってただけなんだ、きっと。自覚が無いだけで、体はこんなに疲れていたんだ。ビックリした。
そうして、肩の痛みに耐えながら帰路についた。