こころの元気+ 2019年4月号

先週あたりだったかに申し込んだコンボ(COMHBO)という団体の機関紙?で、「こころの元気+」というのがあるんだけど、それが先日届いた。入金して発送するまで結構かかる、みたいなことがどこかに書いてあった気がするので、全然期待していなかったから、こんなに早く来るとは思わず、ビックリ。
この「こころの元気+」という雑誌は、精神疾患がある人なら結構知っている人も多いと思う。メンタルクリニックの待合室や、支援センター、作業所などにも置いてあるところがあるだろう。

さて、最近色々あって、なかなか腰を据えて読める時間が無かったので、今日じっくり読んでみたのだが、やっぱり面白いねぇ。参考にもなるし。
特に4月号は、特集が「災害に備える」ということで、災害時にどうするか?が書かれていた。

支援センターや作業所に来ている人の多くは、あの東日本大震災の前から施設を利用している人が多く、また施設に居る時に被災した、という人も少なからず居た。だから、私のように自宅で被災した人には分からない情報を色々持っていた。
例えば、バスが動かなくなったので、歩いて最寄り駅まで出たとか。驚く話はそれくらいか。
私が懸念していた「薬が足りなくなった」「薬局に薬が入らなくて、処方されなかった」みたいな話は、不幸中の幸いで、聞いたことが無かった。東日本とは言っても、揺れが大きかっただけで家屋が倒れたりっていうような被害が無かったからかもしれない。

それでも、支援センターの職員なんかは、「予備のために、薬は2~3日分くらいはもらっていたほうがいい」と言う。
これは自分の解釈では、災害時というより、単純に「失くしたときの予備」があるといいな、と思う。手が震えるせいか、薬をシートから出す時に、誤って錠剤を転がしてしまい、机の奥底に行ってしまうことが何度かあったためだ。
その当時は予備など無かったから、机を必死でどかして見つけて飲んだけど、埃まみれになった薬を飲むのは、とても抵抗があった。

あとは、地域で精神障害者として、どう扱ってもらいたいか、って話なんだけど、これは難しいね~。
私は今の家に住んで40年以上経つ。近所の人もほとんど引っ越して行ってないので、子供のころから知ってるおばちゃん、おじちゃんばかりだ。そういう人に、精神病があるって、凄く言いづらい。こういうのは、子供の頃から周囲に知られてしまう、知的障害や身体障害にはあまり無い現象だと思う。
というのも、ここ関東に引っ越してきたばかりの頃は、両親が標準語を話せなくて、関西訛りが酷かったので、母はそれで随分嫌味を言われたらしい。そういう閉鎖的な地域、人々に対して、精神病があるって……やっぱ言えないよ。