ちょっと見るのが遅れちゃったけど、キントリの第3話を見た。
今回は、最初からもう犯人が分かってて、謎解きを延々とやっていくパターン。刑事ドラマにはよくあるパターンだ。
犯人は経済犯・詐欺ということで、頭は良いんだろうなぁと思っていたら、やっぱりその通りで、情にも流されず、どう問い詰めても、のらりくらりとかわすだけ。犯人役の女優は、取調室の映像で見る時の角度が、左斜め下からのアングルが多く、そうすると自然に顔の左側がワンレンの髪で隠れるから、表情が読みづらいんだよね。多分、そのあたりも計算して撮影しているんだと思うと、なんかもう本当にこのドラマ凄いなって思った。
知ってる人は知ってるオカルトチックな話として、人間の顔の左側には本心が現れる、と言われている。ちなみに、右側は外面、いわば仮面をつけた顔というらしい。
だから、この犯人役の女性の撮り方も、何か意味があるんじゃないかなーっと思った。
老人ホームに犯人の母親がいる、って分かった時点で、この母親が事件に大きく関わっているんじゃないか?と思った。だけど、それは素人判断だったw いやぁ騙されたわ。このキントリってドラマは、そんな単純なものじゃないんだよなぁ。
なぁんて、したり顔で見ていたら。最後の最後で大どんでん返しですよ。最初に分かってた犯人は、犯人じゃなかった!/(^o^)\ナンテコッタイ 完全に完璧に騙されてた! なんで老人ホームの担当の介護士が犯人なんだよ! 凄いわ、この展開が!
とか思ってたら、またまた大展開。結局、殺された女性を騙して仮想通貨の口座を開いた詐欺の罪は、結局かすみという女だったと。そこに帰着いたしました。
つまり、今回の事件は「詐欺」と「殺人」の2つの犯罪が、別の人物によって行われていたと。そういうことなんだね。いやぁ複雑だねぇ。でも、その複雑な事件を、分かりやすく展開してくれるこのキントリってドラマが、余計に好きになったよ。
そして、最後の最後、詐欺罪で逮捕された犯人の女性が、連れていかれる時に顔の右側にライトが当たるように演出されていたのも、上述したように「仮面が剥がされた」という意味に取れるんじゃないかなぁと思った。