2週間ぶりの絵画教室だった。
ここ数日、夜中に何度も目が覚めてつらいので、昨晩は予防策として21時頃に頓服を飲んでおいた。それが功を奏したのか、中途覚醒は2時半頃の1回で済んだ。……それでも1回はあるんだが。一体どうなっているのだ?
今朝起きたあとも、眠くて眠くて仕方が無かった。
なんとか絵画教室へ行ったが、おじいちゃん生徒さんは来ていなかった。前は毎週来ていたと思うけど、ご高齢だし変えたのかな?
作業の内容は、前回の続き。赤いボールペンで、トレーシングペーパーに描いた絵をなぞる作業だ。なんか今日はやたらと肩が凝って、出かける前から痛かったので、「調子悪いな~」と思った。
だから、時々先生のお宅の庭をボーッと見たり、首をぐるぐる回したりして、気分転換をして頑張った。
時間のことは特に気にせず、黙々とやっていたので、終わった時は「ふう」とため息が出た。「先生終わりましたー」と先生を呼ぶと、「うんうん、よくできてるよ♪」とお褒めいただいた。
トレーシングペーパーをゆっくり外して、自作カーボン紙で写し取られた絵を見たところ……。あれ? 猫の顔が描かれていない……。目鼻口に、虎柄っていうんですかね? 額の所に3本の縞模様が、お手本には入っているんだけど、私の絵には入ってない……。
すぐに「先生ー、猫の顔描くの忘れてましたー」と泣きついたら、「今描いちゃえばいいよ! 細かい所だから、気が付かなかったんだね。これからも、塗りながら気が付いたら描けばいいんだよ!」とさりげなくフォローしてくださった。さすが先生、優しいです。
それで、先生が「じゃ、来月は~」と言い出したので、「ん?」と思って時計を見たら、11:45だった。ええー! 予定より15分も延長してしまった!
思わず「え、こんな時間!」と言ったら、先生から「そうなの。半で声をかけようかと思ったんだけど、すごく集中されてるし、これを途中で終わらせたら気持ち悪いかなと思って、敢えてそのままにしてたの」と言われた。
ほんとねぇ。この先生はほんと良く人のことを見ている。
誰でも、邪魔されたくない時ってあるじゃん。私は結構それが強いタイプなんだけど、先生はそのあたり凄く気を遣ってくれるんだよね。そっとしておいてほしい時はそっとしてくれるし、先生を呼ぶほどじゃないけど、ちょっと行き詰ってる時や、明らかにそれは間違ってる、という時には、さりげなく声をかけてくれる。
こういうのが「教えるのが上手い」っていうんだろうなーと痛感する。