NHKの再放送、『最新科学で迫る!肥満改善の秘策「徹底追及!太る原因」』を見た。
ある種の腸内細菌が少ないと太りやすくなることが分かってきた。また、肥満対策の新常識は、3%ダイエット。体重を3%減らすだけで、血圧、コレステロール、血糖値が改善する、というものだ。
しかーし。私は血圧もコレステロールも血糖値も、少なくとも去年の段階では正常値なので、3%ダイエットが必要なのか?と聞かれると、必要無いかも?と思ったりもする。
内臓脂肪は特に腸のまわりに付く脂肪のことを言うそうだ。
学生時代、食用ガエルの解剖をした時、腸のまわりを埋めるように黄色い脂肪がびっしり付いていて、腸を取り出すのに脂肪を少しずつかき分けたもんだった。「ひょえ~」と思いながら解剖したけど、もし今、私が盲腸とかになって、腸の手術をすることになったら、私の内臓脂肪の多さで医師も大変だよな……と思ってしまった。
そのあと、内臓脂肪は命に係わる病気の原因になることが多い、と言われ、ビビった。まぁ無理に長生きはしたくないし、今は軽躁なのでそんなに死にたくは無いのだけど、もし死ぬなら苦しんで死ぬことだけは避けたい、と思っているので、ピンピンコロリで死ぬためにも、健康は維持したほうがいいかな、と思うようになった。
日本人をはじめとする東アジア人は内臓脂肪が付きやすいそうで、BMIの肥満基準も日本人は25に設定されているそうだ。
以前より食べる量も運動量も変わっていないのに、体重が増えてきた、という人がいるけども、それは基礎代謝が若い頃より減っているせいだ、とのことだった。
これはかなり実感としてあって、大学の同期で医療系の企業に行ったような、筋トレやジョギングが好きで健康意識の高い人でも、最近ベルトの穴の位置を変えた、と言うくらいだから、よほど意識していないと太ってしまうのだと思う。
脂肪組織は全身にあるが、特に集中しているのが「下腹部」「お尻」「太もも」だそうだ。また、脂肪組織はホルモンなどを分泌する、重要な役割を持っている。その1つがレプチンと呼ばれる物質だ。
通常は、食べすぎなどで脂肪細胞を溜め込みすぎるとレプチンが増加する。そして、レプチンが脳に指令を送り、「食欲を抑える」「脂肪の消費を促す」といった現象が起きる。
ところが、過剰に脂肪があると、レプチンの作用が効きにくくなることが分かっている。これが、一度太るとなかなか痩せられず、どんどん太ってしまう原因となっている。また、レプチンが効きにくい体質の人もいる、とのことだ。
最近分かってきたのは、寝不足でも寝すぎでも太りやすい、ということだ。精神疾患の人は、睡眠障害で寝不足や過眠の人が多いので、それも肥満の原因なのかなーと思ってみたりした。
最新の研究では、肥満の人は「短鎖脂肪酸」を作る腸内細菌が少ないことが分かってきたそうだ。そのため、肥満が続きやすい、そして減量しにくい、という悪循環に陥る。
しかし、肥満の人でも短鎖脂肪酸を増やす方法があることが分かってきた。その1つが食物繊維だそうなんだけど、私、食物繊維でお腹の調子が悪くなるんだよね……。うまく消化しきれないのか、お腹が痛くなったり、汚い話、ヒジキなんかそのまま出てくるからね……。
というわけで、食物繊維よりも短鎖脂肪酸になりやすいものがあるそうで、「多糖」だそうだ。多糖は、イモ類や寒天などに多く含まれる物質だそうで、イモは大好きだし、これでお腹を壊したことも無いので、安心して食べられそう。なんか、ジャガイモとかって太りそうなイメージあったけど、そうでもないんだね。