メンクリの通院日 スルー力

2週間ぶりのメンクリの通院日だった。

まずは、嫌な記憶のフラッシュバックや脳内会話が激しいことを話した。そこから抑うつに繋がって、死にたくなることを話した。ビルから飛び降りて頭がかちわれるシーンや、電車に飛び込んで体がバラバラになるシーンを想像して、落ち着くというか、「あぁ死んだ、これですべて終わりだ」と安心する、みたいなことを話したと思う。主治医はカチャカチャとキーボードを打っていた。

「作業所には行けてるの?」と聞かれたので、「作業所のヘルパーさんが苦手なタイプで困ってる」とか、「3か月で2回も休んでしまい、職員に嫌がられている、もう来るなと思われているように感じる」「もう辞めたい」とか、話した。
また、そもそもの話、作業所やいろんな福祉施設へ行くと、ストレスで嘔吐するほど苦手な人がいて、必ずといって良いほどトラブルを起こして、精神的に疲弊してしまうので、もうどこにも行きたくない、と話した。
その点に関しては、「erikoさんが悪いんじゃなくて、相手の人が悪いんだから、そこは自分のせいだと思わなくてもいいんじゃない?」と言われた。うーん、まぁそうなのかもしれないけど、実際問題、相手は職員だったり古株の利用者だったりして、私が辞める以外に解決法が無いことばかりで、だったらもう最初から行かないほうが良いんじゃないか、って思うよねぇ……。

おもむろに主治医から「erikoさんは真面目だから、人の言うことを真正面から受け止めてしまうんだね。うまく受け流せると良いんだけどね」と言われた。それは自覚あるよ……。だから困ってるんじゃん。
そこらへんは、主治医にも相談した。「自分が変わる必要あるんですかね?」って。作業所でトラブった時に、支援センターの職員に「相手を変えることは出来ないよ、erikoさんが変わらなきゃ」と言われて、「悪いけど、そんなの無理」って答えた事。「相手が変わらないのに、こっちが変わってやる必要も無いし、一方的に私が変える努力をするのおかしくないですか?」みたいな。
そうしたら、主治医は「別に変わる必要は無いんだよ。ただ、受け流して、『あっそう、ふーん』って言えるようになったら、楽になるよ?」みたいなことを言った。あぁ、一時期ネットで流行った「スルー力(するーりょく)」か、と思った。

その流れで、母からゲームのやり方を教えて欲しい、と頼まれたけど、あまりにもうまく出来ないので、私がキレてしまったことを話したら、「そう、それそれ。怒ると疲れない?」と言われた。いや、そんなに疲れないけど。
まぁとにかく、主治医は「怒ると疲れる」と思っているみたいで、怒りたくないのでスルーするみたいなことを言っていた。

更にその流れで、大野先生のコラム法で、感情を数値化したものをWordで作って行って、見てもらった。
見ながら主治医は「うん、うん」とニコニコしながら頷いていて、「こないだのより断然良くなったね、よくできてる。2回でここまで出来れば優秀だよ」と褒めてくださった。
ポイントとしては、反証の部分がよく出来ている、とのことだった。思わず「そこ、状況を書いた当日には出てこなくて、1日2日経ったあとに書いたんです」と打ち明けると、主治医はハハハと笑って、「そうなんだw まぁ反証がすぐに出てくるようだったら、最初からこれ作らなくていいからね」と言った。私も「ですよね、反証が反射的に出てきたら、それ自動思考ですよねw」と言い返したw

最後に、薬局で毎回VIP待遇なので、どう言ったら止めてもらえるか相談した。「お気遣いは大変嬉しいのですが、みたいな感じでどう?」と言われたので、私は自分の気持ちを伝えることで精いっぱいで、「お気遣い」という部分は考えてもいなかったので、「それいただきます!」と返した。
そして薬局に行って、今日はいつもみたいに調剤室から薬剤師が飛んでこないなーと思っていたら、10分くらい経った頃だろうか、事務の方がサササーッと歩み寄ってきて、「あと〇分くらいかかります、申し訳ありません」と言ってきた。うああ、そういうの本当にもういいから、と思った。
しばらく待って、薬を受け取る段階になって、薬剤師にまた「今日も大変お待たせして」とか言われたので、「お気遣いは大変ありがたいのですが、毎回ですとこちらも心苦しいですし」「あの時はこちらの病状も悪くてご迷惑をおかけして」みたいなことを言って、なんとか勘弁してもらえるように伝えた。つもり。伝わってると良いんだけど。

4件のコメント

  1. 想定?通りタイトルの時点ではスルーカ(するーか)に見えてましたw
    仕事で「はい」と答えた時、実際は「はい(スルー)」なことは結構多いです

    1. いつもコメントありがとうございます。
      「するーか」狙いましたw

      あいたさんはスルー力高そうですね。淡々としているというか。マラソンのことでキレることはあっても、仕事のことでキレてる記事は、今の所ですが拝見したこと無いです。私もそういうふうになれればいいんですけどねぇ。

  2. 恐らく仕事でキレないのは、マラソンは夢と希望があるのに対し、仕事には夢も希望も(プライドも)ないからかもしれません

    1. あいたさんはマラソン、相当情熱を持って取り組んでらっしゃいますもんね。
      仕事も副業とかされているから、夢とか希望とか、あるのだと思っていましたが、そうでもないんですか。なんか意外でした。

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