地域活動支援センターで個別支援計画の作成

午前中は作業所で仕事をし、午後からは地域活動支援センターで個別支援計画の作成という名の面談をした。面談をするまでに30分ほど時間があり、支援センターに来ていた人たちと楽しく歓談した。何名かセンターに来ていたけど、結構バラけて座っていて、いつも喋る相手ってだいたい決まってるのね。どうしても、話しやすい人のテーブルに向って行っちゃう。その点、職員は特定の人に偏らないように、まんべんなく声をかけているように見えた。さすがだなと思った。

さて、面談だが、だいたい過去半年の振り返りを行った。作業所絡みのモニタリングとは違うので、作業所の話は最初は出なかったんだけど、私の支援センターの利用方法が、ほとんど作業所の帰りに寄る、って感じなので、どうしても作業所の話を出さざるを得ないというね……。
目標としては、センターの滞在時間を延ばして、色んな人と話して人混みに慣れたりすること。睡眠をきちんととること。などがあったんだけど、滞在時間を延ばすのは、良く出来ていると言われた。これについては、自分も意識してやっていることが大きいと思う。利用者さんからも「erikoさん今日結構遅くまでいるね?」と言われることが増えたし。
滞在時間が延びたのは、顔馴染みが出来て、お喋りが楽しくなったから、というのが一番大きいかな? 毎日のように来ている人に顔を覚えてもらって、声をかけてもらえるようになると、こういう場所は格段に楽しくなると思う。逆を言うと、それが出来るまでは結構しんどい……。
面談でも出た話だが、私は最初の2年くらいは、ある特定のプログラムにしか参加しないし、そのプログラムがある日しか支援センターには行ってなかった。陰性症状が強かったせいも、今思えばあるのかなぁ? それが時を過ぎるにしたがって、自然と昼食会に参加できるようになって、作業所の登録をして、という感じだ。そう思うと、感慨深いものがある。
睡眠については、エビリファイの薬が増えて若干乱れているので、今は調整中、と答えた。

今後の目標としては、作業所に遅刻してでもいいので、自力で通うこと。これは、私の強い希望だ。今母が作っているお弁当なんかは、最悪母が死んだときに、おにぎり2個を自分で作っていくようになっても構わないんだが、母に作業所まで送ってもらう、というのは、母が死んだら出来なくなるわけで、そこに頼っていたら、通勤がまともにできなくなる。
その話を支援センターの職員に言ったら、ものすごく大きく頷いてくれて、「erikoさんはよく考えてますよね。将来不安ですよね」と言ってくれた。将来、A型などで働くようになった時に、あるいは本当に母が死んでしまった時に、他人の送迎に頼っていたのでは、何も出来なくなるよ、という話だ。絵画教室の先生にも「迎えに行ってあげようか?」と言われてお断りしたけど、そこらへんは私にとってとても重要なのだ。
作業所では「いずれは障害者枠就労で仕事をしたい」と目標を立てていたけど、到底無理なので、A型を目標に格下げしてもらった、みたいな話をしたら、面談の職員が「え、そうかな? erikoさん障害者枠は難しいかもしれないけど、A型ならいけそうな感じだよ」と、作業所の職員と同じことを言うので、ちょっと考え込んでしまった。
作業所の職員も、支援センターの職員も、きっと何人もの精神障害者を見てきた人だ。その人たちがどういう感じで今のB型作業所で働いてきて、どういう人ならA型へ移行できるのか、よく分かっていると思う。そういう人たち2人から「大丈夫」と言われたのは、かなり勇気づけられた。ほんとかな、ってまだ思っているけど、夢や希望は捨てないで持っていたい。

「地元の、家の近くでなくなった絵画教室はまだ通っているの?」と聞かれたので、作業所を休んだ時と同時期に休んだけど、基本的には通ってます、と答えた。
そこで私が、「こういうこと言うと福祉の職員さんには申し訳ないかもしれないけど、人間関係を障害者だけで固めるのは嫌なんです」と話し出した。「この支援センターは、ここはここでとても重宝している。病気のことを隠さなくていいし、薬の情報交換などもできる。作業所に関しても、一般就労ではありえないような緩い条件でも首にならずに働かせてもらっている。でも、付き合う人がみんな障害者、というのでは、世間一般の常識や感覚から離れて行ってしまいそうで怖い。何度も言うが、親が死んだら一般社会に投げ出されるわけで、その時のためにも、一般社会との接点を持っていたい」というような話をしたら、職員が「それはすごく重要なことだと思う」等々、話してくれた。

そして、余裕が出来たら、支援センターの絵画教室にも参加したいとを話した。今はまだ作業所の長期休養から抜けたばかりで、すぐにどうにかできる話では無いけど、次の面談の時までに、1回は参加できたらいいかな、と思っている。まぁこっちは焦らずのんびり考えていきたい。