先週は忙しかったので、作業所を休んだ。だから2週間ぶりの作業所勤務になった。
久しぶりなせいか、また昨晩から「行きたくない病」が始まっていたけど、今朝もすんなり7時に起きれて(っていうか、3時半とか5時とかにも起きているんだけどね)、嫌々ながらも朝食を食べて身支度をしたら、出かけられそうな状態になったので、勇気を振り絞って出勤した。
ただ、今日は自宅から駅まで出るバスを1便早くするつもりでいたんだけど、どうしても、出勤前の休憩が足りなくて、1便早くできなかった。いつも通りになってしまった。作業所へ到着した時間は、前回より5分ほど早かった。やっぱり前回は何かあったんだろうな。
作業所では、今日もトイレ掃除を命じられた。っていうか、女性が3人しかいなかったので、午後いなくなる私ともう1人の女性が、自動的にトイレ掃除担当となった。私は相変わらずトイレ掃除の手順を覚えられなくて、ドアに貼ってあるマニュアルを見ながら掃除している。どんだけ物覚えが悪いんだろうか……。悲しくなる。
掃除が終わったら、男性職員に声をかけられた。「春に行われるイベントのポスターを描いて欲しいんですけど」と言われた。あぁ~マジで私、ポスターみたいな絵が描ける才能、無いんですよ。パクリ芸人だから、オリジナリティ無いのよ。模写とかばっかりやってるからなぁ。それでも、「参加賞も出るかもしれないし、近年応募数が減ってるので、お願いします」と頼み込まれてしまった。はぁー。年内はもう用事がいっぱいで、とても描いている時間が無いんだけど、どうしよう。
それが終わると、いつもの小物に絵付けをする仕事に入った。今まで一緒に仕事をしたことが無い(けど、支援センターではよく見かける)、若い男性Aさんが作業室に座っており、小物にではなく、紙に絵を描いていた。「何されてるんですか?」と聞いたら、「練習」と言う。うーん、それにしては、だいぶ下手(ハッキリ言いすぎか)だなぁ。もっと練習しないと、売り物にならんよ?と思ったり……。
しばらく自分の仕事をしていたら、手工芸担当の職員が入ってきて、私の隣に座って絵付けを始めた。そのうち、若い男性に声をかけ始めて、「何か分からないところとかある?」みたいな話をしていた。それで、おもむろに私に「erikoさん、Aさんの絵、ちょっと見てあげてくれる?」と言ってきた。
それで、見てあげると、まぁ絵がかなり雑なわけですよ。練習にしても、もう少し丁寧にやろうよ、という感じで、正直に「丸なら丸、三角なら三角、いびつな形に描かない。色を塗るんでも、下書きの鉛筆を消すように塗らないと、仕上がりが汚くなるよ」と教えたら、ちょっと言い訳めいたことを言われた。べつにそれはいいんだけど、それを言う前にまずは「分かりました」が欲しかった。
私がそう言うと、担当職員も「うんうん」と頷きながら聞いていて、「この絵柄は凄く売れるから、まったく同じものを作れるようになって欲しいの」と言っていた。
で、手工芸担当の職員は、元美術部ということもあって、絵の事を分かってらっしゃる。上手い絵(と私が言うのもおこがましいが)を描くコツがあって、まぁ丁寧に下絵を描くこともそうなんだけど、バランス、形、というものをしっかりさせることが大事なわけ。Aさんはいきなり色に凝りだしてて、綺麗な色を作ろうとしていたみたいで、それは下絵がきちんと出来てからだよ、と話していた。
昼食を食べて、午後の追加仕事をやっていたら、私の利用担当の職員が声をかけてきて、モニタリングと自己評価表の結果の確認をすることになった。
モニタリングの結果は、個別支援計画書、という書類を作成してもらって、それを見ながら合ってるかどうか確認した。第1のニーズとしては、「事前に提出した勤務予定表通りの勤務を行えるようにしたい」と書かれており、まったくその通りだと頷いた。とりあえずあと半年、これが実現できるように頑張りたいけど、心のどこかで「もう作業所を辞めてしまいたい」と思っているのも事実だ。なんか、やっぱり、これやってて何の意味があるの?っていうね。希望している事務系の仕事とは程遠いしさ。ただ、絵付けの仕事は、それはそれで性に合っている気もしないでもないし。なんか複雑な気持ち。
ただ、「利用者の意向」という大目標が、「生活リズムを整えて、将来就労することを目標とする」となっているので、まぁまずは生活のリズムを整えることと、通勤することに対して、億劫にならないように、モチベーションを維持することも大事かな、と思えてきた。
あとは、自己評価表については、これは私が通っている作業所が独自に作成しているものらしい。「勤務中に私語をしない」みたいな、まあ言ったら悪いけど、小学生の通知表みたいな感じのもので、私はいくつか自分自身にC判定を付けているんだけど、職員の評価はそこはすべてB判定になっていた。私は思っているより職員に「よくできている」と評価されているようだ。
これで、今年の作業所勤務は終わり。お疲れさまでした。