ハートネットTV『障碍者施設殺傷事件から1年』

Eテレの番組、ハートネットTV『障害者施設殺傷事件から1年』を昨日今日と見ているんだが、溜息が出る。私は、犯人である植松聖の意見にほぼ同意する。意思疎通のはかれない重度知的障害者は、生きている価値が無いと思う。同様に、意思疎通のはかれない重度精神障害者も生きている価値が無いと思う。
私は精神障害者で、通っている支援センターでごく稀に、障害者手帳1級だろうな、という人を目にする。向こうから話しかけてくるから、会話に応じようとするけど、相手が話す内容は「言葉のサラダ」状態で、何が言いたいのかまったく理解不能だから、コミュニケーションが成立しない。結局、話は聞き流すことになる。こんな経験は、いまだかつてしたことが無かった。支援センターで初めてそういう人に遭遇して、「この人、生きてる意味あるのかな?」と思った。
ご家族の話も伺えた。入浴も、食事も、自力では何もできない。全部親が手伝っていると。常に幻聴が聞こえている状態だから、食事中に幻聴にそそのかされて、食事を中断することもあるらしい。そういう人が果たして生きていていいのか? そりゃ親はわが子だから、生きていてほしいだろうけど、親が死んだあと、どうするつもりなのか?
支援センターへ来るのも、自力では不可能らしく、毎度毎度高齢の父親が送迎している。「2時間後にまた来ます」と言った父親の晴れ晴れとした表情を見ると、いかに普段、家で娘の相手をすることが苦痛であるかが分かる。実際に、母親から「ここは助かる。2時間でも預かってもらえるから。その間に家の掃除ができる」と言われたことがある。ここ(支援センター)、そういう施設じゃないんだけどなぁと思った。あなた方親が支援センターに娘を預けている間、同じく支援センターを利用している精神障害者は、あなたの娘のお守りをさせられてるんですけど、と思った。

昨日の番組だったかな? 重度身体障害者で、アパートでの一人暮らしを実現するために、ヘルパーが8人も割り当てられているそうだ。8人だよ? たった1人の、それもなんの生産性も無い、息して飯食ってウンコして寝るだけの生き物に、若い男性8人もの労力が割かれている。なんという無駄だろうか。その8人が、クロネコヤマトの運送をしたほうが、よっぽど世のためになるんじゃないか?
そこまでして、重度身体障害者は生きていたいのだろうか? 贅沢すぎないか? 自分のために、どれだけの税金が使われているのか、考えたことがあるんだろうか? おそらく障害年金だけでは自立した生活は送れない。生活保護をもらっていることだろう。その原資はなんだ。税金だろうに。健常な人たちが汗水垂らして働いて収めた貴重な税金を、福祉施設等の集団生活は嫌、プライバシーが無い、等の個人的なわがままで、湯水のごとく使うのはいかがなものなのか。
今日出ていた母子だってそうだ。親が子供の面倒を看ているうちは、勝手にすればいい。だが、親が死んだらどうする? 社会保障・福祉のお世話にならざるを得ないことは分かり切っているだろう。それを厚かましくも「将来のことは考えない」とか、よく言えたもんだな、と思った。