こころの元気+ 2024年3月号感想

『こころの元気+ 2024年3月号』の感想。特集は珍しくまんがだらけの「考え方のくせ」だった。

漫画みんな上手いな~。セミプロやプロの方の作品も載っていたり。普通に面白かった。
朝来おかゆさんの漫画は、あるあるだった。仕事を始めた頃、不安で不安でしょうがなくて、上司に逐一「〇〇でよろしいでしょうか?」と確認しまくっていたことを思い出した。返事が無いとパニクったり……。
あとは、オウスケさんの漫画で爆笑してしまった。〇〇だったらどうしよう?という将来への不安の連鎖、分かりすぎ~! 私もやるよ、これ!

漫画じゃないんだけど、冒頭のチャートを作るやつで、「べき思考」が強いんじゃないかと、前主治医に指摘されたような記憶がある。
自分ではそんなふうに思ったこと無いんだけど、強いのかなぁ。言われた当時は強かったかもしれない。B型作業所でも一生懸命仕事をするべき、手を抜かずに全力を出すべき、みたいな。
今は、少なくともB型作業所はみんなが同じ方向を向いて同じ態度で作業する場所では無い、ということは理解している。

そのぶん母親に「〇〇すべき」が行ってるかもしれない。専業主婦なんだから、夕食くらい手を抜かずに豪華なものを作るべき、トイレ掃除が無理ならテーブルの上くらい綺麗にしておくべき等々。
でも、事実じゃないかな? 仕事で手を抜いたら下手したら解雇や契約終了だけど、主婦業だとなぜ許される? 掃除だって全然しなくて、ダイニングテーブルの母の席だけパンくずだらけになったまま。汚い。だから虫が湧くのに。

ところで、それ以外の「思い込み」「深読み」「自己批判」ときて、これ統合失調症の症状っぽいと思ってしまった。
CBTで統合失調症的な症状が改善するようには思えないんだよなぁ。CBTを受けて、なんか色々失望しか無かったから。前向きに受け取れない。

「脳は運動を求めている」は、在宅勤務の私にはあまり役に立たない内容だった。移動時間の活用って、その移動時間が無いんだってば……。
しかも、数少ない移動では、体力筋力が落ち切っているため、足が震えて階段が降りれないので、エレベーターやエスカレーターを使っている。これじゃ鍛えられないよなぁと思いはするが、転倒が怖くて階段を使う気になれない。
掃除も無精で、週1回トイレ掃除をするのが精一杯なんだよなぁ。あと気が向けば自室や階段をクイックルかけるくらい。2~3週間に1回とか……。ズボラすぎ?
こんななので、毎週ヘルパーさんが来ていた時期は本当に苦痛だった。掃除、毎週かよ、みたいな。ハードスケジュールで気が狂いそうだった。

「いろいろ応用できる認知療法」では、極端な考え方の話が書いてあった。なるほど、冒頭のチャートはピンと来なかったが、「極端な考え方になる」といわれると思い当たる節が出てくる。
認知行動療法は考え方のクセを変える方法」だと私も思っていたが、どうやら違うらしい。その理由が書かれてあったが、何故か私には理解できなかった。私の頭が悪いんだろうか? なんていうか、「変える方法」を別の言い方にしただけに見えたの、私だけ?

「おこまりですか?」は、疲れやすくて困る方のご相談だった。回答者が何名かいたが、どれもピンと来なかった。私が真似をしても、疲れやすさが取れそうにはなかった。
私も疲れやすくてとても困っている。仕事をしたら、終業後1時間は休憩を取らないと何も手に付かない。ネットで「引きこもりやメンヘラは1日1ターンしかできない」みたいな表現があるんだけど、まさにそれ。1日にこなせる用事が1個か2個が限界なんだよ。

例えば、バスに乗って美容院へ行き、帰りに駅ビルでお酒を買って、更にタピオカ屋へ寄り、バスで帰宅する。これだけのことがめちゃくちゃ疲れる。翌日休みを取らないといけないくらい。
基本的に公共交通を使った外出の翌日は疲れて朝起きれないし、仕事する気力も残っていない。だから、外出予定と休み予定で2連休を計画的に取っている。
このせいで、勤務日数を増やせない問題が発生している。ちょっと美術館へ行きたい、と思っても、2連休を取らないといけないなら手取りが減るから諦めようか、となってしまう。
これが、そんなに疲れない体質なら美術館へ行って翌日も元気に仕事できるんだろうなぁ、と思ったりする。

まぁ私の疲れやすさは、第一には圧倒的な体力不足で、第二に加齢だと思っているので、どっちにしろ筋力体力をつけろ、と思っている。
でもそれができるなら、とっくの昔にできているわけで……。難しいよね、実際は。