絵画教室 模写水彩風景画3-5

1週間ぶりの絵画教室だった。いつも2週間おきなので、なんだか慌ただしい。

今日は、木の幹を描くもんだとばかり思っていたら、道路だった。
見本の写真では、道路は青みがかったグレー(アスファルトの色)で、ところどころ日の光で赤っぽくも見える、といった感じだった。そこでグレーの絵の具を探したが、見当たらなかったので、先生に聞いてみると、「あるにはあるけど、混色の勉強だと思って、あまり使わないで欲しい」と言われてしまった。
確かに、提示されたグレーの絵の具は、1色は薄いグレーでこのまま使えそうだけど、使ったら勉強にはならないだろうな、と思わせる感じだった。もう1色のグレーは緑がかっていて、これは全然違う、と思った。

最終的には、インディゴと、赤系統の色(名前忘れた)を使った。技法がまたウォッシュで独特で、まず最初に紙の上に水をたっぷり乗せる。その上から、インディゴを少し取った絵筆を、サササッと走らせる。水が乾ききらないうちに、赤系統の絵の具を取って、紙の上で混色する。
そうすると、柔らかい、淡い感じのグレーが出来上がるのだ。なんかすごい。

模写水彩風景画3-06

しかし、これも先生に何度か注意されながらやった。
最初、筆を「ポンポンポン」と点が出来るように置いてしまったため、アスファルトが波打っているかのように見えてしまったのだ。そこで、筆を寝かせて、紙の上の水を滑らせるようにやってみた。ここらへんは、まだ慣れないテクニックだなぁと思った。

それが終わると、両端の側溝を描いた。これも何回か先生に指導を頂いた。色が薄すぎる、色がそもそも違う、人工物の感じが出ていない等々。今日は先生、厳しかったな……。いや、でもありがたいんですよ。なんでも「いいよ、いいよ」では、勉強にならないし、上達もしない。いや~自分もまだまだだな、と痛感した。
側溝に関しては、結局OKが出ず、「今は濡れているから、手が付けられない。次回やり直そう」と言われてしまった。がくり。

そして最後に、久々のマスキングインクを使った。道路上に散らばった木洩れ日が、どうやって表現すればいいんだろう、と思って悩んでいたんだけど、先生が簡単に「それにはコレ! 前も使ったよね。マスキングインク!」と言うので、なぁんだ、そんなズル(とは言わないね、テクニック)していいんだ、と思った。
とりあえず今の段階でも、ハッキリ分かる明暗は付けているんだけど、細かい所まで木洩れ日を出していこう、となると、やっぱり普通のやり方では上手くいかないと思う。
だから、1回マスキングインクを使った作品をやっていて良かったなぁ、あの時の経験が生きているなぁ、と思ってやってたんだけど。

この時も私は「ぽんぽんぽん」と筆を置いていたみたいで、先生から「あーその置き方だと、単調になって自然らしさが無くなる」と指導が入りました。まただ……。うう、泣きそう。なんでこんなに出来ないんだろう。手癖なのかな。困ったもんだね。
なんか、もっと自宅でも練習したり、水彩画の描き方のサイトや教本を見たりしたほうがいいのかな? っていうか、そういうのに興味が出て来たよ。ちょっと探してみよう。

今日は、先生との会話のなかで、ちょっと私が驕り高ぶった発言をしてしまったので、穴があったら入りたかった。はぁ。