絵画教室 模写水彩風景画3-11

2018年の絵画教室も今日で最後となった。キリが良いので、今日で完成させよう!と意気込んでいたけど、結論から言えば、完成させられなかった。がっくり。

今日は、右側中央付近の木の根元に、何本か細い木の幹があるのだけど、それを描き忘れていたので、まずそこを描いていくことから始まった。数が少ないので、さっさと描いて先生に見てもらうと、「全部同じ色だし、太さも同じになってる。これじゃない」と強烈な駄目出しをされた。うあぁ、気を抜いていたー。開始早々怒られる(ていうか、適切な指導なんだけど)とは悲しい。
次は、左側の林を全体的にパッキリさせるというか、葉っぱがある雰囲気、モコモコした感じを出してほしい、と言われたので、それをやった。この作業は結構得意だから、先生もあまり指摘してこないだろう、と高をくくっていたら、ビシバシ指導が入った。もっと上のほうも描き込んで、この余白は要らない、紙の端まで神経を使って、等々。

なんか、急に指導が厳しくなったなぁと思っていたら、先生曰く「もう仕上げの段階だから、細かい所も見ていくね」とのこと。
私は、もう前回の段階でかなり完成していると思っていたので、「もっと描き込んでいくよ」と言いたげな先生の要求レベルの高さというか、美意識の高さというか、そういうものをひしひしと感じて、恐れおののいた。
でも、これこそが私がそう安くないカネを払って絵を習っている理由なのだとも思った。まず、自分一人ではここまで1作品に対して、自分を追い込めない。それこそ前回の段階で「これが完成品です」と言って、描くのを止めてしまっていると思う。
でも、先生がいると違う。私1人では気が付かないミスに気が付いてもらえて、そこを指導してもらえて、絵の完成度がどんどん上がっていく。この過程の快感は、ちょっと何物にも代えがたいね。

それが終わると、左中央部分の土手というか丘というか、その部分を描いた。これも自分としては上手くいったつもりだったんだけど、先生は「うーん、ここは次回だねー」と言うので、一瞬「マジか!」と言いそうになったが、流石にそれは言えないので我慢した。

最後に道路を「グレーで慣らして」みたいなことを先生が言ったので、白と黒を混ぜていろんなトーンのグレーを作り、手前は濃いめに、奥は薄めに、というふうにして、上から重ねるように塗ってみた。
しかし、私がやったことは間違っていたみたいで、先生が言いたかったのは、黒を水たっぷりで溶いて、紫や青の上にサーッと重ねていくような感じで描くことをやってほしかったみたい。それならそれで、最初からそう言って欲しかったけど、まぁきっと少ないヒントで私がどういう風に描くのかを見たかったのかな、とも思うので、それはあんまり怒ってない。
にしても、本当に透明水彩の凄さが今回はよく分かった。黒を上から塗ってるのに、下地になってる紫や青が全然隠れないのね。むしろ色に深みが出てきて、とても良い感じになっている。いやぁこれは凄いなぁ。透明水彩の魅力に改めてハマりそう。

というわけで、冒頭にも書いたが、今日で完成させることが出来なかったので、続きは来年になりました。せめてあと1回で完成できるようになりたい!

模写水彩風景画3-12