3週間ぶりのメンクリの通院日だった。
去年はお盆の時期に精神的に崩れたし、それ以外にもお盆の時期は調子を崩しやすいので、3週間も間が空いていることに不安を感じていたが、なんとか無事に乗り切れた。
メンクリはさぞかし混んでいるだろう、と思って行ってみたら、待合室は2人しか待っていなくて、拍子抜けした。5分ほど待って、診察を受けた。
まずは、眠気が酷い。朝起きられなくて9時頃まで寝ていることが多いし、昼寝もする。そのわりによる寝付けなくて困っている。作業所も毎回遅刻するありさまで、日常生活に支障が出ている。どうしたらいいのだろうか。主治医は、「夜寝る前に綺麗な音や風景が流れるDVDでも見たらどうかな?」と言った。それでふと思った。私、寝る前にYouTubeでお気に入りのバンドの動画を見まくってるわ。それで脳が興奮しちゃうのかな。主治医は、そういうのを「環境音楽」ということを知らなかったみたいだったので、私は「あぁ環境音楽ですか。なるほど」と答えておいた。
でもまぁそれは確かに言える問題なので、今日から寝る前に何かYouTubeで環境音楽でも流してから寝ようと思ってる。
あとは、食欲が旺盛なことを話した。しかし、それについては「食欲が出るような薬はもう出してないんだけどなあ」で切り上げられてしまった。主治医がだんだん手抜きになっているような気がするぞ……。
逆に、主治医のほうからの質問で、「絵画教室には行けているのか?」というものがあったけど、それも朝起きれない、という問題があるのと、何事も億劫になってしまい、休みたいと思っているが実行するまでには至っていないことを伝えた。主治医は少し考えていたようだけど、何のアドバイスも無かった。
ここで以前から気になっていた、認知機能障害について聞いてみた。「認知機能障害という用語をネット等で目にするが、具体的にどういうものが認知機能障害なのか分からない」と。
すると、記憶力が落ちる、物覚えが悪くなる、というのは実験データとしてきちんとしたものがあるそうだ。数字の羅列を覚えられる桁数が減ってしまうらしい。他にも、論理的な話の組み立てが難しくなったり、予定していた用事などに突発的な用事が入ったりすると、どう対応していいか分からなくなったりするらしい。また、集中力が落ちたり、判断力が鈍ったりするそうだ。
そこで、漢字のゲームで勉強をしているんだが、若い頃は出来たのに、今結構出来ないので、ショックを受けていること。これって認知機能障害なのかな?と思ったことを相談したら、軽く笑い飛ばされて「漢字は認知機能障害じゃないよぉ~」と言われてしまった。なぁんだ。
そこで思わず「えー、でもほんと結構分からなくて凹みますよ。たとえば『ただちに』とか」と言ったら、主治医が真顔になって「え、ただちに……?」と黙り込んでしまった。あ、これは忘れてる顔だw 主治医、面白い~~~。そして15秒ほど経って、恐る恐る「ちょく?」と聞いてきたので、「そうそうw簡単だけど、急に言われたら分からないですよね。私の時は、ゲームで制限時間があるから、一瞬パニックになって、パスしちゃいましたw」と話したら、主治医は「確かに、漢字って普段書かないからなぁ」としみじみしていた。
そのついでに、「小説が読めないというか、内容が頭に入ってこなくて、積読している本が何冊かあるし、漫画ですら1章ずつしか読めない」と言ったら、主治医は「それは認知機能障害になるかな」と言った。やっぱりそうか。「支援センターでも、本が読めなくなったとか、テレビドラマの筋が追えなくなったとか、よく聞きます」と言うと、これも「認知機能障害だと言っていい」と言っていた。これは厄介だなぁ。
認知機能障害は今のところ改善する薬が無い、と言われている。私は10代20代の頃、読書が本当に好きだったので、今も再開したいと思っているけど、なかなか本が読めなくて、どんどん積読が増えていってる。それを見るだけで溜息が出るのも事実。もう読まない本は中古書店に売っちゃおうかな……。
結局、昼の薬を1回飲み忘れたことを言い忘れたけど、他はおおむね話せたので、良かった。最後のほうは、主治医が時計をチラチラ見て気にしているようだったので、申し訳なかったかな、と思った。
薬局では、あまり待っている人がいなかったので、すぐに呼ばれるかと思っていたのに、大量処方の人ばかりだったのか、45分くらい待たされた。ちょっと疲れた。