2週間ぶりの絵画教室だった。なんか2週間があっという間に感じた。
今日はトレース1の7回目。着彩を始めて2回目。
今回、いつもと大幅に違うのは、絵の輪郭がペンで縁取られていること。鉛筆で下絵を描くのと、そんなに変わらないと思っていたが、ペン画にしただけでこんなに塗りやすくなるとは思わなかった。
前回、植え込みだけを軽く塗ってみたわけだが、2週間の時間が経って、しっかり乾いた絵を見てみると、もうめちゃくちゃ色が薄い。ウォッシュの技法を使ったんだけど、本当に水に絵の具を垂らしただけな感じなので、淡~い色合いというより、雰囲気に近いような色が載っている感じ。
でも、私は「今回のトレースは、この雰囲気で全部やってみたいな」と思った。今まで細密画ばかりやってきて、疲れたのもあるんだけど、この雰囲気、空気感が、すごく気に入ったんだよね。
それを先生に申し出たら、先生も「面白いね! 今までやったことないから、やってみると良いよ! 植え込みの段階でもう凄く良い感じが出てるから、絶対上手くいくよ」と言ってくれたので、やってみることにした。
ところが、なかなか思うようにいかないのが絵というもので、ウォッシュの技法を大胆に使ってみよう!と思った瞬間、使える場所が全然無くなっちゃって、妥協して「にじみ」や「ぼかし」をやった。いや~先生が「ウォッシュは難しいんだよ」と言っていたが、こういうことか、と。
まぁそうは言っても、自分なりの「にじみ」や「ぼかし」が出来たと思う。そこは満足している。
ちなみに、今まで参考にさせていただいていた他の生徒さんの作品を、今回は参考にしなかった。よっぽど「参考に見させてください」と言おうかと思ったが、着彩まで進んで、他人の作品を参考にしたら、自分の絵じゃなくなりそう、と思った。
それをチラッと先生に言ってみたら、「それ言おうと思ってた。Aさんの作品を見ながら描いたら、Aさん作品の模写になちゃうから、わざと言わなかった」と言われた。やっぱり先生は見抜いているんだな~。